2008-08-21

http://anond.hatelabo.jp/20080820212803

>遺族の気持ちが少しでも納得できる方向に向かうことをお祈りいたします。

あのお母さんが亡くなった原因は、「癒着胎盤」という珍しい症状による「病死」です。それは動かしようがない事実です。

しかし、遺族の方たちはそれで「納得」はしていただけません。あくまで「医療ミス」による「事故死」である、という答え以外は受け入れるつもりはないようです。その心理については、ある程度理解できる部分はあります。しかし、それは何らかの心理的なケアによって解かれるべき誤った認識です。その誤解をとくことによって、はじめて残された家族の方たちも心の平安を取り戻すことができるのではないかとおもいます。

しかし遺族ではなく検察が、事実を曲げて、過失のない医師逮捕して、手錠をかけて、裁判にかけたことは、許されることではありません。医療という現場にもたらした壊滅的な被害を考えれば、どれだけ糾弾しても足りるものではありません。また遺族の方たちにとっても、誤った憎しみを助長するだけの、非常に害のある行動だったと思います。

その非道が、なんとか裁判所の判断によって食い止められた。そのことを喜んではいけませんか?

これでようやく、検察呪縛からときはなたれ、遺族の方たちにとっても必要な心理的なケアができるようになるのではないか、とおもいます。この判決は、残された遺族の方たちにとっても、一歩前進となるはずです。

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