2008-07-18

一方でアホみたいに儲かってる同人音楽家やインディーズバンド

あるわけでな。

結局、爆発的な音楽ジャンル多様化と消費者情報チャネルの多様化に

よって、大衆歌というのが成立しなくなり、個人が極度に自分の好み

あったスィートスポットジャンルだけに分散するようになっただけでは。

客には予算制約があるから、本当に趣味にぴったんこ、の音楽を買うと、

大衆歌に支出する分はなくなる。だから、メガヒットのようなものは

でなくなる。

その代わり、有象無象のプチヒットやジャンルごとに小規模のヒーロー

群雄割拠するようになる。

この変化は、現代でおきてるあらゆる経済現象に通じることだ。

国民アイドルもなければ、大衆車もなく、ファミコン(みんながあらかた

やってるゲーム機)もなければドラえもん(みんながあらかた知ってる漫画

もない、という時代に今、われわれは生きている。

すなわち「マス」に焦点をあわせたどっちつかずの商品は、ニーズに特化した

商品に即座に駆逐されるのだ。

あらゆるものが消費者層に合わせて分散してニーズごとに多様な商品

提示して完全にその消費者を囲ってしまっている。

だから誰にでもウケる、って曲はもう成立しないかもしれない。

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