で、確かに秋元康(原作)はあざとい。誰もが携帯を持つ時代に携帯で伝染する死と、児童虐待。小賢しいなあ、とは思うわけ。
けれど監督もカメラも俳優女優もそれぞれそれなりにいい仕事はしてて、まあ康もさすがだと思ったのです。
飴のくだりあたりはちょっと泣いちゃったくらいにしてね。
こぶ平フェイスで恋愛エッセイとか書いちゃうだけあって、女性の視点みたいのを書くのが巧いし(俺男だけど)。
柴崎コウは確かに後半逃げ惑いすぎだけど、最後の舞台に誘導するための演出意図だと普通に判断。
観終わってほどほどに満足。
でも、みんなのレビューみると酷評の嵐でやんの。
私はいままでそれなりにホラー映画を観てきましたが怖くないだの、音だけで威そうったってそうはいかん、怖くない。演技ヘタだの、スケールちっさいだの。
ホラー映画って恐くないと駄目とか、誰が決めたの?
ホラー映画って、バカだったり間抜けだったり、かと思ったらちょっと感動だったり燃えたり萌えたりするものでしょ。
というか、ホラーに限らずフィクションってそういうものでしょ。どうでもいいものでしょ。娯しんだら勝ちでしょ。
娯しめないのは、お前の娯しむ能力が低いだけだっつーの。だっちゅーの(ぎゅっ)。
批判して優越感勝ち取る餓鬼が多すぎる。
あ、俺のは押し付けじゃないよ。
何事も減点法でしか観れないモンスター・オーディエンスに、ちょこっとでもモノを娯しむ能力を伸ばして欲しいだけ。
そんなんじゃ何にも娯しめるわけがなかろうっつーの。だっちゅーの(ぎゅっ)。