2008-07-14

冷静に科学的に検討すると

蒸し暑くじめじめした天気が続く昨今、

地球温暖化に関する懐疑論てのが流行ってるみたいです。

冷静に科学的にデータ検討すると、CO2排出を減らそうとする努力に実は意味無いんじゃね?

...という。

個人的にはその意見に賛成なのだが、それはさておき別件で、

冷静に科学的に考えてみたら、これ意味無いんじゃね?って品物に思い当たった。

押し入れとかタンスとか下駄箱とかにおく湿気取りの塩化カルシウム製品だ。

「ドラ○ペット」とか「水とりぞ○さん」とかの商品名でドラッグストアなどに並んでるやつね。

あれ、プラスチック製容器に塩化カルシウムが入ってて、液体は通さないけど気体が通れる

膜のようなものでフタしてあるよね。

この膜を通ってくる空気中の水分を吸収して、容器の下部に水(塩カル水溶液)が溜まるわけだ。

でも、通常の押し入れやタンスなどの気密性を考えると、その膜を通る空気量より遥かに多くの空気

押し入れなどの内部と外部の間で流通してると思うんだよね。

たとえば、気温が10℃くらい変化すると、ボイル・シャルルの法則だっけか(?)で、だいたい0.3%くらい

体積が膨張または収縮する。押し入れの容積を(1.8m×1.8m×0.9mで)約2900リットルとすると、

ざっと8〜9リットルくらいは毎日空気が入れ替わる可能性があるし。

窓を開けて風が吹き込んできたりすれば、それによっても10リットルやそこら(ちゃんと計算するには

たぶん流体力学とか考えないといかんとは思うが、よく知らないので感覚的に^^;)の空気が出入り

するはず。

対して、ドラ○ペットとかの膜は10cm四方くらいの面積しかなくて、気体の分子運動でその近くの

気体が出たり入ったりするんだと思うけど、そんな1日に10リットルなんてとても行き来するとは

思えない。しかも静止しているだけなので、押し入れ内の空気がまんべんなくその容器内を通過する

はずがない。

結局、押し入れ内の湿度は平均すると、湿気取り製品を置いても置かなくても、ほぼ変わりないのでは

ないかと考えられるわけ。

オレ、けっこうこの手の製品買って押し入れや下駄箱に入れてたけど、もう買わないようにするよ。

  • 科学はよーわからんけど、 「これで湿気は大丈夫!」 って安心感を売ってるんじゃねーの?

    • 安心感を売るったって、それは「感」だけで実質意味ないんだとしたら、 池や川などに生息する主に白っぽい羽と細長い脚および嘴をもつトリみたいなものなのでは? # 特定されてタイ...

  • ポイントは拡散でしょうか。 気温20℃の飽和水蒸気密度は17.3g/m3だそうです。 http://www2f.biglobe.ne.jp/~ryu/weather/sujouki.htm 湿度60%とすると、1l中の水蒸気は10mgほどになります。 したがって、気...

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