ネタバレ注意です
友や校長の協力を得てヴォルデモートの影を打ち破りゴブレットを手に入れようとしたときあのマルフォイが立ちはだかる。
「貴様は…、いつもいつもそうやって!なぜ己のつとめを果たそうとしない!」
「何のことだ!」
「死んだ方がましだ!」
二人の魔法が炸裂し互いの杖が砕け散ってしまう。
「お前には拒否する権利はない!
なぜなら、お前はあのお方の息子…、魔王ヴォルデモートはお前の父親だ!」
「嘘だあぁぁぁ!」
もはや魔法はいらなかった。拳と血が飛び交う。
リーゼントの崩れたマルフォイが馬乗りになって叫ぶ。
「透明マント、箒、ゴブレット。お前は何か一つでも自分の力で手に入れた物があるのか!?」
「僕には友達が居る」
「ふはははは、笑わせるな。彼らはプレゼントなんだよ。」
「ハリー考えてみろ、マグルの世界ではいじめられっ子なおまえがなぜこの世界でヒーローになれた!?
一人も友達がいなかったお前がどうして仲間に囲まれている!?」
「何が言いたい!?」
「この世界は、お前の父親がお前に託した最高で最大のプレゼント、「魔法の世界」なんだよ!
この世界はお前のために用意されお前のために存在する!俺たちもお前のお友達もな!
つまり、お前の父親、あのお方は「神」なんだ。」
「ふざけるな!ロイもシャーマイオニーもダンブルドア先生も作り物だというのか!?」
「ダンブルドアは少し違う、あいつはあのお方に造られた物の中で唯一反抗した物だ。
あいつはお前がこの世界を支配するのが気に入らないらしい。」
「だったらお前はなぜ僕を殺そうとするんだ!?」
「俺の役目はお前の友達になることだった。だがお前はそれを拒否した。役目を失った俺はどうしたらいい!?俺は何のために生まれてきた!?
そして悟ったんだよ。どうしたらいいのか。