2008-06-24

一人ぼっち大学生の不安

最近思うことがある。まあよくありがちな自身の特殊化とも言えるんだが。周りを見ていると俺は全く子供だよなあと。免許は持っていない。サークルバイトの経験は無い。酒は飲んだことが無い。飲み会に行ったこともない。友人は居ない。話す人すら、居ない。

大学学問をする場であるが、それと同じくらいに色々な人と色々な話をする場所でもあるという言葉をどこかで見かけた。今、その言葉の重みを身をもって、ひしひしと感じる。世界が広がらないんだよな。一人だと。いや、一人でも広げていくことは出来るかな。本とか読んでな。俺は大学に入る前、頭の固い高校生であった頃、書物さえあれば生きていけると信じていた。で、今ようやく、本から得られないことがたくさんあるってことに気づいた。失いもしないうちに、得もしないうちに気づいた。フェンス越しに流れてく小川だな。俺はその中に手を浸せない。同年代が楽しげに笑っているのをただ眺めてる。

新聞雑誌なんかのインタビュー記事でその人の「大学時代」について言及されると、それだけで読むのがつらくなる。と同時にあせる。俺はこのままじゃいけないだろうなあ。軽い調子で独り言をつぶやいてみる。内心は漠然とした、それでいてのしかかってくるような不安で一杯。芥川みたいだな。漠然とした不安。彼はとても贅沢で、俺も見方によっては贅沢なんだろうけどな。

サークルバイトをやっていないと就職に不利。正直そんなことはあまり気にしていない。まだ先の話だからうそぶいていられるだけなのかもしれないが。ただ今の俺は、用意されたチャンスを生かせない、この恵まれた環境を全く生かせていない自分がとても悔しくて、たまらない。ああ俺は何をやっているんだろうなあ。結局いつものように自問して、答えも出せずに寝て、起きて、寝る。こうして一年が過ぎ、今数えたらそれから二月が経ってた。

  • えとね。 それはオレと同じ大学生活だ。 その生活は無駄に時間が過ぎる。 大学生活の最大の使命は、なんだ? 勉強すること? 違う。 今後何十年とすることになるであろう自分の天職...

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