http://blogs.yahoo.co.jp/monene39/10371450.html
あの松永豊和氏の「邪宗まんが道」に出版のオファーがきたのだけれど、氏は出版を断ったらしい。ちょっと残念だな、と思う。「邪宗まんが道」は業界の裏側を僕らに垣間見せてくれるだけではなく、単純に読み物としてもおもしろいと思って読んだ。だからなおさら残念だなぁと思った。
もはや作品をわざわざ出版社に渡して、紙に印刷してもらって売ってもらわなくても作品は読者に届くと松永氏は仰るのだけれど、出版することに何らかの意義がある場合だってあると思うし、それにそもそも「紙」の時代が終わったと僕にはおもえない。これから先も終わることがあるとは思えない。
ネットと出版とにおけるコンテンツの受容のされ方の違いとか消費スピードの違いとか、そういう話がしたかったんだけどちょっと眠くて断念。だけどその二つを比較した場合、たとえばもし数年後、しぶとく残っているのは絶対に出版された本だよねと思っていて、それに先の「邪宗まんが道」は寝かせれば寝かせるほどにある種の価値が出てくるだろうと思われるから(当時の雰囲気を伝える資料として、とか)、だから出版してほしいなぁ、出版したらおもしろいだろうなと思ったのだけれど。