2008-06-06

留学ボケ

これよんで思い出した話

http://d.hatena.ne.jp/essa/20080605/p1

数年前、会社派遣アメリカビジネススクール留学してた友人がいたんだわ。名前を聞けば誰でも知ってる、一部上場企業。典型的な日本企業で、留学も社内では「長年働いたご褒美」みたいな扱いだったらしい。それでも友人は、留学先で新しいことを学んで、会社に持ち帰って新しい風を吹き込むんだ、って頑張ってた。

その会社では、帰ってきてから「留学で学んだことと、会社への提言」みたいなものをまとめてプレゼンするらしい。友人は、海外トレンドとか留学で学んだこととか一生懸命詰め込んで、プレゼンしたらしいのね。保守的な企業にしてみれば結構斬新な内容もあったみたい。で、その友人のプレゼンに対して会社の役員が返した言葉が「現実的じゃないねえ、ちょっと留学ボケしてるねえ」だと。

確かに突飛な内容もあったかもしれないけど、でもそういうことを学んで会社に持ち帰ってくるために留学させたんじゃないか、って友人ぶち切れ。提案が受け入れられなかったことよりも、そういう「突飛さ」を面白がることもなく「留学ボケ」の一言で否定されたことに、「ああこの会社にいてもダメだ・・・」と思ったんだってさ。結局しばらくして、学費全額返還してその会社退職しました。一度の転職経験もなく、10年以上同じ会社で働いてきていて、妻も子供もいたのに、よく思い切ったなあ、と思ったものです。

ドコモiPhoneを取れなかったのが吉と出るか凶と出るかはまだわからないけど。もしあの友人がドコモにいて、「ビジネスモデルとしては大きく転換をせまられますが、それでもなおiPhoneを獲得することが今後のビジネスには必要です」とか提言していたら、やっぱり彼らは「留学ボケだねえ」と返したんだろうか。

  • その友人がどんなプレゼンをしたのか知らないけど、 増田の文章だけ見ると留学ボケに見える。

  • 留学ボケといわれるであろうことを先読みする能力が欠けていたら、どこにいってもダメじゃない? そういうことも散々世間では言われていることで、ケーススタディで学習できている...

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