http://anond.hatelabo.jp/20080313004340
http://anond.hatelabo.jp/20080313012053
らへんを読んでなんだけれど、個人の引越しを語ってもしょうがない。
これは社会や経済のバランスをどうとるか、最適なのはどの辺か、という話のはずだ。
経済的に問題なければ、地方でのんびり暮らしたいという人は多い。
お金があれば、土地も家も物も会社も買える。幾つか持ってもいい。
社会の発展とともに、産業は第1次産業から第2次産業、第3次産業へと軸足が移ってきた。
これらはそれぞれ、土地、物、人を相手にする。そのため、人が多い場所で第3次産業が発展し人が集まり第3次産業が発展し、というスパイラルが発生する。また、産業の発展はお金を呼び、お金が産業を発展させる、というスパイラルもある。
つまり、土地や物への依存が低い第3次産業が発展すると、人も物も会社も集中しようとする。
もちろん、人のつながりや、文化、土地などが、それに抗して凝集を押えようとする。しかし、第3次産業が発展すればするほど凝集力は強まり、人口集中へ向けて市場の見えざる手が働く。
この凝集力を緩和するには、都市部から地方へ向けて金を分散させる必要がある。
もう一つが産業、特に物を産み、扱う第1次産業、第2次産業の誘致。
しかし、これらは市場の動きに反し、したがって効率の低下、産業発展への抵抗になり得る。
それでもそれを行なおうとするのは、人口集中、産業集中を問題視する考えがあるからだ。
なぜか?それは一重にリスクヘッジである。一極集中はリスクの集中でもある。
大都市で災害が起こると被害が大きい。東京で大地震が起きれば、日本の受けるダメージは計り知れない。
また、和島塗りや有田焼きといった文化は守るだけの価値があるのかも知れない。ないのかも知れない。その価値が計り切れない。
だが、効率を無視することもまたリスクであり、ダメージである。
そんな中で、我々はただただ、効率とリスクのバランスをとるしかないのだ。
そして今、日本は経済が低調で国は莫大な借金を抱えている、といわれている。そのため、多少のリスクがあっても効率を、という流れなのだ。
先祖代々の土地や地方の文化を守るために残らざるを得ない人たちの事はスルーなのかな。 そういう人たちが貧乏になって若い人も仕事を求めて都会に行くから出稼ぎ外国人が地方の...
http://anond.hatelabo.jp/20080313004340 http://anond.hatelabo.jp/20080313012053 らへんを読んでなんだけれど、個人の引越しを語ってもしょうがない。 これは社会や経済のバランスをどうとるか、最適なのは...