2008-03-07

渋谷時代に書いたらいつのまにか京都

我々ははてなが何故今更になってはてなスターを消せるようにしたのかという
疑問を解決するため、はてなの本社がある渋谷に向かった。
「まだ渋谷にこんなところがあったのか…」
思わず口に出てしまった言葉を同行した上司に失礼だと咎められた。

メタルラックにつみあげられたジャンクフード、窓際に横たわるデザイナー、
そして彼らは余所者で身なりのいい我々を監視する様に見詰めている。
Twitterだの、Ustreamだの、ニコニコ動画だので浮かれていた
我々は改めてはてなの現状を噛み締めていた。

サークル部屋のような社屋に居たのはまだ若い技術者数人
我々を見るなり全てを悟ったのか、涙ながらに
「社長が申し訳ありません」と我々に何度も土下座して詫びた。

我々はこの時初めてはてなサービスを許そうと思った。
誰が悪い訳ではない、はてなの貧しさが全て悪かったのだ。
我々ははてな技術者から貰ったガムを手に、
打ちひしがれながら六本木へと帰路についた。

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