2008-03-06

性犯罪被害者の落ち度がことさら責められる理由

ところで、保守的な性道徳ダブル・スタンダードには二種類あって、一つが先にあげた 1-3)。もう一つが

1-4) オレが 1)のルールを破るのはかまわないが、他の男がやぶるのはけしからん(オレにセックスさせる女はいい女だが、他の男にセックスさせる女は悪い女だ)

というもの。これによれば女は「母(妻)/処女(娘)/娼婦」の3種類しかいないことになってしまう(これも「萌え」の意識構造と密接に関わってそう)。というわけで、性犯罪被害者を「共犯者」と認知してしまうのにはこちらのダブスタも関連している。

「喪男道」〜「ジャンヌダルク(ジャンヌ・ダルクにあらず)」〜「南京事件否定論」をつなぐもの

性犯罪被害者の落ち度を責めたがる人は、被害者を「共犯者」として認知しているのかもしれない。

目から鱗だった。

ただ、男性がこう思うのはともかく、女性の中にも被害者を「共犯者」として認知する人がいる理由は?

結局、男女共に、正式に許可されていない相手と性行為をした=自分の配偶者も奪われるかもという恐れ・嫉妬からそのような性行為を行った双方を「犯罪者」と認定するのだろうか。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん