2008-02-06

自分はやればなんでもできると思っていた

中学校の頃は学校でもトップを取れるくらいの成績だったし、

高校田舎だけど市内では一番の進学校だった

大学は三流国立だったけど、成績はそこそこ上の方だった

自分はやればなんでもできると思っていた

いまはやらないだけだ

いまはやる気が出ないだけだ

やる気を出せばいい仕事もできるし、お金だって稼げる

そんなふうに思っていた

そんなこんなで大学を出てはや十余年

今は安月給のしがないサラリーマン

この年のサラリーマンの平均年収にさえ届いていない

上司に叱られ、自分に与えられた仕事もろくにこなせない

会社お荷物

余裕ぶっこいてたから資格なんて取ってないし

アルバイトなんかもやってこなかったから手に職もない

仕事愚痴をいいつつも、転職する度胸も度量もない

そもそも仕事の仕方がいまだによくわからない

本気を出せばなんでもできる

それが幻想だってことにもう気付いた

でも気付いたときには遅すぎた

時間は有限だし

人間の脳は年をとれば死んでいく

大切なのは本気を出せる人間かそうでないか、だったんだ

本気を出せない人間はけっきょくダメなやつなんだ

そんな当たり前のことに、今ごろ気付いた

そして今日もまた

ただ脳が腐っていくだけの一日を

私は過ごしている

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