2007-11-27

今日のお昼、好きな人から誘われて外のお店で食べてきた。最近弁当を買ってPCとにらめっこしながら食べていたので久しぶり。

誘われたとはいえ、彼女が僕に何か特別な感情があるわけではなく、単純に会社の同期仲間同士としてのランチ。その証拠に、僕のほかにも同期(男)が二人もいた。というか、ここ一年くらいはほぼこのメンツ。毎週会うほど仲がいいわけではない。月に一度くらいはお昼を食べ、三ヶ月に一度くらいはどこかへ遊びに行き、半年に一度くらいは飲んだりする。

こんな薄すぎる仲でも僕らが集まるのは、僕ら三人が彼女に対して何かしら特別な感情があったりするから。彼女と同じ部署のAは、彼女の胸を見て「女性としての魅力を感じない」なんて言ったりしているけど、そんな言葉とは裏腹に彼女のことを好きなんだということが普段の態度からよくわかる。去年、彼女とAが付き合っているなんて噂がたった時は、心底うれしそうな顔をしていた。彼女がそれを全否定した時には心底気づいた顔をしていたけど。

彼女実家が近いBは、なにかとかこつけては彼女を遊びに誘っている。せっかく家が近いんだから、彼女だけを誘って遊びに行けばいいのに、いつも他の同期も一緒に誘ってる。結果的に僕とAが集まり、彼女とAとBと僕の4人になる。Bが彼女にアプローチしようとすると、Aがそれをちゃかして、結局笑いになっておしまい最近仕事の調子がいいみたいで、彼女から「すごーい」とほめてもらってるんだけど、そんな時は必ず自虐ネタにつなげて、Aに突っ込まれて笑いに落としている。照れ隠しなんだろうけど、難儀な性格だ。

僕は、AやBと比べると一番接点が少ない。入社式のときに隣同士になった程度。少しでも前に出ようと、二人きりのランチに誘ったこともあるけど、一年間でたったの3回きり。それでもうれしくって舞い上がっていた僕に、「そんなの何回もあるよ。勘違いするなよ」と冷水を浴びせたのはA。Bだって帰りの電車では二人きりになることがあるみたいだし、総合的に見ても僕が一番遅れをとっているみたいだ。

そんな僕らの意中の女性である彼女今日、僕ら3人をお昼に誘って、ケーキプレゼントしてくれた。手作りパウンドケーキ。去年、彼女からもらったマーブルチョコの空きケースを大事に保管している僕にとっては、まさに感涙物。もらったケーキは、家に帰ってから一口一口大切に食べて、その意外なおいしさに彼女の家庭的な面を見つけてますます好きになった。さて、問題は、なぜ彼女がわざわざ僕らをお昼に誘ってまでこのケーキを渡したのかということ。彼女が話した理由は、Aが前にくれた紅茶を使ってケーキを焼いてみたから、みんなに食べてほしかったというもの。この、「ケーキを焼いてみた」というところに、とても女性らしさを感じてしまう。ましてや、彼女料理が苦手だろうなと勝手に思っていただけに、そのギャップに僕はもうノックアウトだったりするのだけれど……とりあえずそれはおいておこう。

なぜ、僕ら3人にケーキをくれたのか。Aだけにあげればそれで事足りたはずだというのに。Aにだけあげたのでは、また変な噂が流れてしまうのではないかと危惧したのかもしれない。周りからそう噂されたのが本当に嫌なようで、常日頃からAと二人だけにはならないようにしているらしいし。別の理由として考えられるのは、単純にお昼をみんなで食べたかったから。彼女も僕同様、一人で食べることが多いらしく、寂しいみたいなことを以前言っていた。先月は週一ペースでみんなで食べていた一方、先週は集まっていなかったのでその機会を作ってくれたのかもしれない。

そしてもう一つ、別の理由として考えられるのが、クリスマスが近いということ。昨日、こんな記事をみつけた。"オトコ牧場オンナ経営者のクリスマスは収穫祭の日"。読んだときは、「そんな人もいるんだなぁ」程度だったんだけど、今日、珍しく彼女からお昼の誘いがあり、みんなにケーキプレゼントされて、この記事を思い出してしまった。それにこの間、飲み会のときに会社の先輩から言われた、「なんでお前ら同期の追っかけやってるの?」という言葉も効いている。僕らは、羊なの??

たかがケーキ一つでここまで悩めるんだから、恋愛ってホント、素敵なものだと思う。でも、こんなふうに悩んでいる自分が馬鹿らしくも感じる。ああ、早く今の彼氏結婚してくれないかなぁ。そうしたらこんなうじうじした気分ともおさらばできるのに。

  • http://anond.hatelabo.jp/20071127051750 お昼を食べた・・・まで読んだ。 そろそろ白菜も安くなってきたので、一冬食べ続ける鍋の話をするよー。 まだ今年ははじめてないので、忘れているとこ...

  • 男の恋愛語りほどキモイものはない、と痛感させられる貴重なエントリ。 私も自重せねば。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん