2007-11-14

http://anond.hatelabo.jp/20071114130827

解釈の違いが起こるから。

本来は、社会的なコンセンサスの集合体が法律であって、法律というのはもっとも基本的なコンセンサスであるべきことを明文化したもの、と言うことができる。

ただそれに対しての解釈の違いによって、コンフリクトはどうしても発生する。これは全ての「コンセンサス」に内包されるパラドックスであるといえる。

人間に完全な共通理解などという事はあり得ない以上、それは必然である。

法律を「その社会においてもっとも普遍的な社会コンセンサス」であると言えないのであれば、そもそも「社会コンセンサス」などと言うものは成立しない。

どんなに成立したかのように見えるコンセンサスであっても、解釈の違いでのコンフリクトの発生は避けられないからだ。

記事への反応 -
  • レッシグ先生の権利に拘泥するのは非効率だというエピソードか何かで、教育関係のドキュメンタリーをとってる人がリビングで子供が遊んでるシーンでテレビにアニメが映っていて、念...

    • この場合のポイントは、米国では「それはフェアユースである」と法に則った主張が出来るのに対して、日本ではそもそも法律違反でしかない、という事ではないだろうか? 米国著作権...

      • だからそれは社会でコンセンサスを得られたわけではないでしょ。 利害の対立があっても、お互いの価値観に則ってことを起こしている。

        • 「法律」というのは、社会的コンセンサスのもっとも基本ではないだろうか。

          • なんで訴訟=コンフリクトが起こるんだよ。 全然コンセンサスじゃ無いじゃん。

            • 解釈の違いが起こるから。 本来は、社会的なコンセンサスの集合体が法律であって、法律というのはもっとも基本的なコンセンサスであるべきことを明文化したもの、と言うことができ...

              • 各個の主張の法的補強にそれぞれの法根拠を寄せ集めて来ているだけだろ。 対象となる事象のコンセンサスなんか判決のあとにしか出ないよ。 それを逆から見てるだけ。 だいたい法がコ...

            • 法律がおかしいって訴訟は少ないんじゃないかな?

          • 議論の整理(私の視点) http://anond.hatelabo.jp/20071114130609 「法律」というのは、社会的コンセンサスのもっとも基本ではないだろうか に対し、そのとおりと思ったので、 なんで訴訟=...

            • 違和感を抱いたんですよ(傍論だったみたいですが) だから文脈上省略していたから 悪いね でもう少し説明を足したつもりなんだよ。 で、Youtubeのサービス云々は法の有無でなく...

              • Fair Useという概念が、法律上認められていれば、リスクテイクもしやすいんじゃないでしょうか? 法律で認められるっていうのがコンセンサスの形成なんじゃない?

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん