http://anond.hatelabo.jp/20071112014154
むしろ逆で「税金払っているから、代表を通じて自分たちに必要なサービスを受けている」のですよ。えげつなくいえば税金は政府が武力を背景に国民を脅し自由裁量で徴収していくというのが原始的な状態であって、サービスを提供しているから税金をとっているわけではないのですよ。国民の支持なしに課税できないというのは今では当たり前すぎて実感できないかもしれない。しかし昔はそうでなかったわけで、だからこそアメリカの独立戦争で「代表なければ課税なし」という今じゃ当たり前すぎる名言が生まれた。そうした主張がアメリカの独立戦争やフランス革命なんかを経てだんだんと認められてきた。その結果課税する側である政府に代表が入り、結果として政府からサービスが提供されるようになったの。だからサービスの対価として税金を払っているわけではなくて、税金を払っているから参政権を認められて必要なサービスを受けられてるんですよ。参政権の拡大なんかも同じでしょ。戦争に参加したとかで参政権が拡大されている。例えばアメリカでは第一次世界大戦で労働不足になり女性が工場や農場で働き戦争の継続を間接的に助けた。その功績として女性の参政権が認められた。最初にサービスありきではないんですよ。最初に負担があって、それで武力的な手段や世論を喚起することによって国政への参政権を得て自ら望むサービスを受けられるようになったの。サービスの対価として税金を払っているというのは歴史的に見ればおかしいわけですよ。