2007-11-10

裁判

ニュー速+/【裁判】インクカートリッジ訴訟エプソンの敗訴確定

より

54 :名無しさん@八周年 :2007/11/09(金) 19:25:35 (p)ID:mS7S9/FX0(3)

こういうおもしろい裁判のたびに思うことがある。

法廷は勝つか負けるかの真剣勝負だから、

双方あらゆる角度から、自分の主張を正当化しようとし、

あらゆる角度から、相手の主張を突き崩そうとして、持ち出せるものを全て出し尽くす。

結果的に、その問題に関して最も濃密で高度で興味深い議論が、そこで戦わされる。

なのに、結論としては「どっちが勝ち」という判断がひとつ出るだけで、それっきり。

百出した濃密な議論の価値は。

何のための白熱した議論だったのか。勝ち負けなんて一時の運に過ぎない事はままある。

なのに議論の全てはそこで終わる。勝てば官軍。なにそれ。無駄もいいとところではないか。

裁判だから暫定的に勝ち負けを出さなけりゃならないのはわかる。出せばいい。

けれど、せっかく議論の核が形成されたのに、「これにて落着」にするなよ。

そこから話を広げて裁判所の外まで議論を押し出せ。

でないと、我々の社会をもっとずっと良くできる貴重な可能性を、

毎日ドブに捨て続けている事になる。

それじゃ無駄が多すぎる。

今も昔も、期会を貪欲に捉えて活かし切る社会が、より強い社会なのだ。

型どおりを重んじているだけでは、我々は自分の血液をだらだら捨てているのと変わらない。

判例という形で影響を与えてはいるが、確かにもっと前向きに Feedback がかかる仕組みがいいように思う。

特に立法府あたりに限らずとも。何か無いだろうか? それとも自分が知らないだけで何かある?

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