「俺ルールを押しつけるのはやめてください。」と言うのは、「俺ルールを押しつけてはならない」という俺ルールを相手に押しつけることになるわけだから、結局のところ、相手が押しつけてくる俺ルールに対抗するためには俺の俺ルールを相手に押しつけるほか無いわけで、その際に使う言葉として「俺ルールを押しつけるのはやめてください。」というのは不適切であると言える。すると、より適切な言葉として考えられるのは、「お前のルールじゃあ俺が困る。俺ルールを適用しろ。」というものである。もちろん、よりやわらかな表現によって刺を立たせないことは十分に可能で、さらには論理っぽいものを用いることによって相手を納得(論破?)することも可能であろう。だが、そうなってくるとより弁の立つものが有利ということになり、「上には上がいる」という格言に従うならば、いくら自分は国語能力に長けていると自負したところで、より上の存在に潰されることになる。だとすれば、より安全に空気を支配するためには論理っぽいものを使うのは止めるべきである。すると残されたのは安易な罵倒表現である。これはあらゆる相手の心をぐさぐさと刺した上に優越感に浸ることのできる優秀な兵器であるが、その半面、自らのボキャブラリーの拙さや、品性の無さを露呈することとなり、気がつけば見渡す限り敵だらけだったり、焼け野原になっていたりという状態をほぼ確実に招いてしまう諸刃の剣である。そもそも増田の空気など支配することは可能なのか。時間によって入れ替わり立ち替わり読み手、書き手が入れ替わる。彼らの思考を支配し、自らが描くシナリオに従って空気を操作することなど、できるのだろうか。株式会社「はてな」の力を用いれば、誰でも書き込めるフリをしながら、徹底的に書き込みを操作することはできるが、誰かが「増田に書き込めない」とブログや掲示板に投稿した時点ではばれるので、この方法は得策ではない。自分で延々と連投し続けるという技もあるが、そんなことをするくらいなら自分で掲示板レンタルして発言を埋めつくした方がよっぽどましというものだ。「増田の空気を支配している。」というのは独り言で書き込みを埋めることとは違う。他人とのコミュニケーションを遮断したら意味がない。ある意味で増田の読者の共感、反感を自在に操らなければならないのだ。となると次に考えられるのは文章のいたるところにサブリミナルなキーワードを含ませておいて、じわじわと増田を洗脳するといった方法だ。例えばこの文章のように、一見するとただの長文に見えるが、目を凝らしてよくみると、三次元の物体が浮かび上がって見えてくるとかこないとか(見えるわけがない)。でもめんどくさいので却下。そもそも増田の空気なんて支配したところで、攻略しつくしたゲームに飽きるみたいな感じで増田に飽きてしまいそうだ。何だ、結局のところ、現状のまま何もしないということか。
とりあえず最後に言っておきたいことがある。どこか縦読みできそうな気がしたが、そんなことはなかったぜ。
結局のところ、相手が押しつけてくる俺ルールに対抗するためには俺の俺ルールを相手に押しつけるほか無いわけで ダウト。 相手が押し付けてくる俺ルールを空気のようにスルーす...
俺ルールをスルーした場合、そこに残るのは何ルールだ?
片目を盲いた俺にとっては、改行無しの文章は苦痛なんだぜ。