2007-10-20

初音ミク現象で注目すべきはブランディング

キャラクター展開を、一種のブランディングととらえて考える。

技術的には真新しいものではなく、むしろ枯れた技術を多用している

 参考 http://d.hatena.ne.jp/snakefinger/20070930/p1

・「いままでDTMなんて知りもしなかったけどミクは気になる。ほしいかも」

 というユーザ層の存在

 (ミク特集したときのDTMマガジンの売れっぷりなどから想像)

技術的に難しい箇所では、キャラクターの特徴付けとして「逃がす」

 (単にうまいのではなく、ヘタウマを指向するあたり)

アイマス層と、ミク層の、一致っぷり。

 (ニコニコを見ていた俺の感想)

DTMというアイテムを「キャラクターっぽいものが好きだよ層」の

需要にあわせて味付けを調整した、

そのブランディングの巧みさこそ、注目した方が良いんじゃないか、

と思った。

市場規模の小さなアイテムを、より大きい市場規模向けに調整した

その巧みさというのかなあ。

最近ブログで、ミクの何がすごいのかで論争に成っているようだけど

技術的にすごいというより、ブランディング的にものすごく巧みだったと

そういうことなんだろうなあと思った。

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