アニメ版の時をかける少女が良かったので、大林監督の時をかける少女を観てみました。
最初に言っておくと、この作品が良かったとか悪かったとか言うつもりはありません。
コミュニケーションの感覚があまりにも現代とはかけ離れている感じがして、
そこばかり気になってしまい、自分にはまともに見ることができませんでした。
ほとんど冗談のように見えてしまうのです。言ってみれば突っ込みどころ満載というやつです。
映像表現としての古臭さだったりというのは、無関係ではないものの、ややこしくなるのでここでは置いておきます。
自分が触れたいのは、作中で描かれている人間関係、やりとり、コミュニケーションについてです。
現代と比較して、人と人との距離感が近い(近過ぎる)様に感じました。
正直に言って、暑苦しい、鬱陶しい、といった感じでしょうか。
異性にベタベタ触ったり、クサイ台詞を平気で吐いたり、客観性があまり感じられません。
要するにイタイのです。
もしも現代にこういう生徒がいたら、イジメの被害に合うのは目に見えています。
例え田舎でも、ここまで密接ではないんじゃないかと思います。
この作品が好きな方々がもしこれを読み、不快に思ってしまったらごめんなさい。
念のため言っておきますが、断じて作品にケチをつけるつもりはありません。
映画ということで多少大げさな表現があるかもしれないのを考慮に入れても、
この作品が多くの人に受け入れられていたということは、当時はそういう時代だったという事でしょう。
時代が変われば人も変わって当然です。
この時代の人間関係のあり方を貶すつもりもありません。
では何が言いたいかと言うと、ジェネレーションギャップというのは確かに存在する、という事です。
少なくとも自分には、この映画は鑑賞に堪えるものではありませんでした。
それほど隔たりが大きかったのです。特にコミュニケーションという点において。
自分は現在22歳で、両親は二人とも60歳をとうに過ぎています。
姉が二人いて、自分は歳の離れた末っ子として生まれました。
母がちょうど40歳位の時の子供です。
予定外の出産だったのかどうかは分かりませんが、
家の部屋の空きが足らず、姉弟の中で自分だけ、高校に入学するまで個室がありませんでした。
学校から帰ったら誰かしらいる居間で過ごすか外出するかのどちらかで、夜は両親と同じ部屋で寝ていました。
そういう環境だった為、必然的に両親や姉との距離はいつも近い状態でした。
今、当時の事を思い出しながら書いています。
その頃、自分は周りの子に比べてかなりイタイ子だった様な気がしてなりません。
人から冷たい視線を受けていた感覚が沢山残っています。確かに冷笑されていました。
でも当時は馬鹿にされている事すら分かっていませんでした。
自分を見て笑ってくれていることが嬉しいとさえ、思っていました。
大人になるにつれて、徐々に自分がイタイ人間である事に気付き始め、
異常な自分に対する自己嫌悪、加えて自分の異常な言動を起因とするコミュニケーション上の痛み、
それらが同時に襲ってきた十代の後半の頃からは少しずつマシになっている気はするのですが、
今でも人と滑らかなコミュニケーションを取れる自信はありません。
人といたところで、やはりどうしても自分で自分の首を絞める(止められない)事になってしまい、
どうして、自分は小さい頃からあんなにイタイ子だったのでしょうか。
考えた事を、ごめんなさい。お願いします。言わせて下さい。
やはり家庭環境が大きな一因であったと思うのです。
両親に対して育ててくれた恩義を忘れるつもりはありません。
末っ子の自分を可愛がってくれた姉達に対してもそれは同じ事です。
でもどうしても、自分と親の歳がすごく離れていることと、長い間自分の部屋がなかったことが
自分の中でとても大きく感じてしまうのです。無関係とは思えないのです。
この歳になってみて、両親と話しているとジェネレーションギャップの大きさに驚きます。
姉達とさえ、ギャップ(溝)は感じるのだから当然のことです。
今では溝の深い家族ととても密接に暮らしていて、その頃は溝を感じていなかった。
つまり溝は家族との間ではなく、家族以外の他者との間にあったのです。
自分が「時をかける少女」を観て抱いた印象(上記)を、他者は自分と接して抱いたに違いありません。
成人した人間が、こんな事に拘っていること自体、馬鹿馬鹿しく聞こえるでしょう。
実際にこの話を家族に何度かしたことがありますが、
そんな訳がないとか人のせいにするなとか、家族の誰も決して認めてくれようとはしません。
だからこそこんなことにいつまでも拘っているのかもしれません。
勿論自分の人生の責任を誰かに取らせたいなどと言うつもりはありません。
ただこうなった原因を自分の中でハッキリさせたかったんです。
朝から長文失礼しました。
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