2007-09-25

http://anond.hatelabo.jp/20070924092938

不幸自慢をするつもりはありませんでした。

書き方が悪かったんだと思います。ごめんなさい。

皆さまから頂いたコメントを読んでもう一度言いたい事を整理してみようと思います。

まず「親と歳が離れていること」と「部屋がなかったこと」、

こんな事に今現在拘っているのが我ながらすごく稚拙で了見が狭い感じがするのですが、

自分の「子供の頃」の人格形成に大きな影響を与えていた、というのは確かに実感としてあるのです。

勿論その頃はそんな風に思ってはいませんでしたが、今思えばそうだった、という感じです。

恐らくこれが一番言いたかったことなんじゃないかと思います。

全くもってくだらない話なんですけど、誰かに認めて欲しかったんです。

色々な人がいて、様々なパターンがあるので、この二つともが揃っている人でさえ、

こんな事は些細な問題の様に感じる人が多いと思うのですが、

「自分の場合は」大きな問題だった、とやはり思うのです。

なのでブクマコメントで「親子の年が離れすぎていることの影響はけっこう大きい」と言ってくれた方が

いたのは嬉しかったです。

子供の頃」の人格形成において、何故上の二つが大きく影響していたと感じるかについて

書いてみようと思います。

現在家族といると、自分以外の4人との距離を感じる事がよくあります。

それは彼らが自分よりも、家族もしくは他人と密接な関係であろうとしている、という点に於いてです。

自分には、少し依存的とすら見えなくもありません。

これをジェネレーションギャップのせいだと決めつけてしまうのは浅はかかも知れません。

人は世代だけで区別できるほど単純でない、ということは承知しているつもりです。

ですが自分から見て、特に両親の「人と密接であろうとする」その感じが、

今までの経験から、自分達との「世代的な相違」であるように思えるのです。

それは、大林監督時をかける少女を観た時に感じた様な種類の相違です。

そういう人達と家では常に一緒に居た、居る以外になかったというのが、

自分にとってすごく大きなことであったと思っています。

家族というのは一番小さな社会であると言われていますが、

一人になる時間がない、という事は「家族との関係が全て(=自分の価値を他者との関係にのみ見いだそうとする)」という事になり兼ねないと、自分の経験から思います。

(部屋がないなら外に行けばいいと思われる方がいるのかもしれないので書きますが、

 自分は圧迫感を感じると外に出ていました。

 でも外で遊ぶのはそんなに好きなタイプではないので、とりあえず自転車で遠くまで行ったりしてました。

 子供なので、夜は外出できませんでした。)

その価値観を、外の大きな社会でそのまま適応させるとなると「人との関係が全て」という事になります。

今の若い人達関係性が昔に比べると希薄だったりするのには、

彼等が「人との関係が全てではない」と考える傾向にあることも関係しているんじゃないかと思います。

「個室なんて無くて当然」と思われる世代の方にとっては、

上に書いた事は単なる贅沢な我が儘の様に聞こえるかも知れませんが、

個室の有無というのは物質的な面だけではなく、精神的な充足に関わる問題でもあり、

人格形成にも大きく影響するものだと自分は考えています。

そういう意味で、「個室があるのが一般的な世代」の中で個室がない状態で育つ子供は、

周りの子供コミュニケーション上で、ズレが起きてもしょうがないのではないかと思ったりするのです。

つまり自分にとっては幼い頃、(今では)世代的な相違を感じる人達との関係が全てであった為、

その相違を感じるコミュニケーション方法で、今までよりも大きな社会学校)に於いて同世代と交わり、

尚かつ自分の価値を全てその人達との関係に委ねてもいた訳で、もうこの辺で自分で書いてて訳分からないんですけど、

要するに相手にとって相当鬱陶しかったんじゃないかと思うのです。

当時感じていた他者とのズレは、そういった事情からくるものであったかも知れない。

というかそういうことだったじゃないかな、妄想だけど。ということが言いたかったんです。

現在の自分の人格に対して責任を放棄するつもりはありません。

エントリで「責めるつもりはない」と書きましたが、

読み返してみると、ああいう風に書いてしまった時点で結果的に責めているというか、

現在の自分自身の問題の根本家族にある、という風に読めなくもありません。

優しさや思いやりに欠けていると確かに自分でも思います。

さすがに今ああいうことを口にはできません(家族に言ってしまったのは十代の時です)。

誰かを責めてもしょうがないですし、そんなつもりは全然なくて、

ただ自分が感じていた他人とのズレが何なのかを知りたかったんだと思います。

記事への反応 -
  • アニメ版の時をかける少女が良かったので、大林監督の時をかける少女を観てみました。 最初に言っておくと、この作品が良かったとか悪かったとか言うつもりはありません。 コミュニ...

    • 不幸自慢をするつもりはありませんでした。 書き方が悪かったんだと思います。ごめんなさい。 皆さまから頂いたコメントを読んでもう一度言いたい事を整理してみようと思います。 ...

      • 人間が律儀すぎて、肩がこりそう 増田の雑言なんて「柳に風」と受け流せ

      • はっきり言って、うっとーしー。 年の離れた親がいるのが特別でもなければ、個室がないのも特別でもない。 他人とのディスコミュニケーションを意識するのもその世代にありがちだし...

        • まぁ自分が感じた事を元に、妄想を書き連ねてみた迄です。 別に特別だとは思っていませんよ。 ただ「君みたいなの」と言われた人達がどう思っているのかは自分には分かりません。 だ...

      • 自分の感じていた違和感の原因が、歳の離れた家族から自然に習ったコミュニケーションの距離感の違いにあり、それを個室がないことが増幅させたというような発見があって、それを聞...

    • 「めぞん一刻」あたりも、そろそろみてらんないぐらいなんじゃない?

    • 古い青春映画は総じて見られたものじゃないよ。そういうものなんだよ。 あなただけではないよ。 自分も父親とは全く意見が合いません。それでも35歳を超えた頃から少しだけ許せる...

    • ジェネレーションギャップ、あると思うよ。だって、これ読んで 親と年が離れてる?はぁ?40歳の時の子だろ???(そこまで珍しくないじゃん) 自分の部屋がない???なんじゃそ...

    • http://anond.hatelabo.jp/20070924092938 今度は逆にウブすぎて笑える。 15歳で本気の恋愛感情なんてありえない、まして面と向かって好きと言うなんて、みたいな感じ。

    • 映画など時代背景や分化差を理解して批評する目が無い。 http://anond.hatelabo.jp/20070924092938 アニメ版ときかけがよかったと言ってるだけで、あーなるほどねーと思ってしまう。 ニコニコ動...

    • これってジェネレーションギャップの問題とは全然違うでしょ。

    • 原田知世ちゃんと同い年の私は この意見を読んで どうして最近の新人とまともにコミュニケーションがとれないと感じるのか 分かりましたよ。 こちらの感覚では薄すぎてコミュニケー...

    • 団地暮らしで、今でも個室らしい個室なんてないよ。早く家出たいよ。地元じゃなくて他地方の大学行けばよかったよ。 人の性質に、その人の家庭環境はもちろん大きく影響するだろう...

    • http://anond.hatelabo.jp/20070924092938 不幸自慢したいだけか? お前より不幸な奴はいくらでもいるし それでもちゃんと生きてるよ

    • http://anond.hatelabo.jp/20070924092938 それはしょーがねえよ。それだけ年が離れてりゃどうしたってギャップは出てくるわけだから、家庭環境のせいにするのもいいけどね。でも、家庭環境のせ...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん