その非モテを救済する制度が、輿入れや見合いであったわけで。
不貞は昔から糾弾対象であったけど、実力のあるものは側室などの形があったのも事実。
問題はそういった「生物的な非モテ対象」を救済するシステムが、現在では実質的に崩壊してきている点。
まずいことに、適齢期の男性は現在では日本でも人数が基本的に余っている。
そもそも生物学的に男子は女子より弱っちいので、多少は男子のほうが多く生まれてくるものらしい。
ところが医療が進化したことの皮肉なせいか、結果として男子が多くそのまま育つことになった。
歴史的に見れば、レミングの如く男どもは戦地に向かうなどして適当に数を減らしてきたのだが、現在ではそれも無い。
さらに職場では「稼ぐ女性」がすでに当り前なせいで、無能な男は稼ぎ手としては排除される。
その結果、先月のアンケートにもあったように「自分より稼ぐ男」を結婚相手として求める女性と、その相手に求める年収とのミスマッチが、ますますもって結婚から男女を遠ざけるという悪循環が生じる。
もっとまずいのは、うんと単純化すれば、男性の場合は「カネが稼げれば何歳であっても女性から見た場合は結婚対象になる」のに対し、男性が女性に求めるのはなんといっても「若さ」である以上、女性の結婚には『適齢期』という壁があるという事実。
そういったキャリア女性の場合、早期に結婚していないと、男性からは「仕事相手」としては見られても「結婚相手」としては見られないため、当人はますます不満を募らせるという悪循環がここにも生じる。
非モテの災禍がどっかの神の陰謀なのは間違いない。
その非モテを救済する制度が、輿入れや見合いであったわけで。 不貞は昔から糾弾対象であったけど、実力のあるものは側室などの形があったのも事実。 問題はそういった「生物的な非...
昔はそもそも結婚できるのは長男だけじゃなかったっけ? 上流階級とかは、次男以降が分家作ったりしたんだっけ? まあ、「昔」がいつをさすのかで話は変わっちゃいそうだけど。
非モテの災禍がどっかの神の陰謀なのは間違いない。 性選択ってやつですね。 これが本当に神の御業なのだからすごい。