2007-07-06

anond:20070706002721

釣りですか?

本気でわかってないなら、増田はどんだけひがみ根性なんだよ……。

スタンフォード監獄実験は、被験者に看守と囚人という役割を与えるだけで、実社会での地位とは関係なく、被験者はその役割によって規定される権力構造に支配されるようになったという心理学実験だよ。

はてなの相互評価システムは、評価期間内における実績によって評価の高低と重みが変動することで、制度上の絶対者を作らないシステムであり、むしろ前述の実験とは正反対の試みだと思うんだけど……。

むろん、個々人の能力差というものは存在するので、常に評価トップの人というのは存在しうるが、高評価が与えられる人というのは人望、能力ともに認められていると判断できるので、その人の下す評価に重みが与えられるということで、全体からみて理不尽に低く評価されるいじめられっ子というのは、部署の上司、人事の担当者、といった媚びる対象としての固定的な役割が存在しないぶん、発生しにくいと想定される。(そもそも、周囲から“媚びる人”“贔屓する人”と思われると与えられる評価が低くなる可能性があるので、そういう行動には高いリスクが伴う)

まあ、大規模な会社では業務の遂行において一部の役に立っている人と、それによって支えられている人という関係が生まれる(だからといって富井副部長文化部に不要な存在だとはいわないよ)ので、このような評価システムの導入は困難になるが、はてなの様な小規模ベンチャーでは、一騎当千であることが普通に求められる、つまり一人でも役に立たない人が存在すると業務の遂行に支障が出ることが前提なので、無作為に集められた小中学校クラスとは前提が違います。(それに見合わない人材はそもそも採用されないはず)

あえて監獄に喩えるなら、相互評価システムは、いつ看守に見られているか分からないので個々人のモラルが維持される“一望監視装置(パノプティコン)”に近いといえる。

そんなわけで、有能な人材であることが前提の小規模集団においては極めて妥当性が高い評価システムだろうということで、マジメにスキルを積んでお仕事に邁進するエンジニアの皆様におかれましては、たいへんに[これはすごい]と思えるシステムなのではないかと思います。

朝からみんなで立ったままミーティングとか、はてなっぽい爽やか集団活動なんてまっぴらごめんというひきこもりニートには、他人を評価し、評価されるなんて想像するだけで胃が痛くなるシステムだろうけどね。

あと、ひとつだけ増田にいっておく。

言うまでもなく、はてな社員なんて、小中高とクラスでずーっと成績がトップクラスみたいな奴らに決まってんだろ、このバカ!

記事への反応 -
  • なんか微妙に騒がれているはてなのボーナスの話とそれにまつわる周辺の人の話で、あー、この人はわかってるな、っていうのと、この人はわかってないな、と思うのがあるから書いて見...

    • 釣りですか? 本気でわかってないなら、増田はどんだけひがみ根性なんだよ……。 スタンフォード監獄実験は、被験者に看守と囚人という役割を与えるだけで、実社会での地位とは関係...

    • 増田はあれだな、今までグループワークとかサークル活動とかやったことないか、それかそういう場で高い評価をもらった事無いんだろうな。 言いたいことは一個上の増田が書いてくれ...

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