既に罵倒語として定着した感もある。ゆとり世代の自分としては「ゆとり」という言葉を見るだけで苦々しく思う。
そういう手合いには「あぁこいつって馬鹿なんだなぁ」と思っていれば良いのだろう(時たま、至極真っ当なことを言っている人がその自説への自信故か「お前ゆとりか?」みたいなことを言うことがあったりして、そう言うときは特に辛い。もちろんネット上の話だけど)。要領の良い人は自虐ネタにしてしまうかもしれない。かくいう自分は、自分で言うのもあれだが、正義感が強いので見逃すことが出来ない。
で、お前な、確かにゆとり教育は良くないと思うが、そういうお前はもっと愚かしいじゃないか、え?歪んだ朝鮮人像を描いて東亜あたりでマスかいてる嫌韓厨と同じじゃねぇか、などと言い垂れると、なんだこいつ痛い奴だな、と奇異な目で見られてしまう(2chじゃそのテの罵倒は日常茶飯事だし、それは別に良しとしているのだけど、これだけはどうしてもとなってしまう)。だから最近は内々にしまい込み、こうして増田に書くわけで。
一番腹が立ったのは、「ゆとり」がまだそれほど罵倒語として用いられてなかった頃、月刊現代だったかな?ゆとり教育否定論者の記事が載っていたのだが、今のゆとり教育世代は馬鹿だの、何だのと、罵声を自分を含む子供達に浴びせてかけていた。お前な、一教育者たるもんがそれでいいのか、ゆとり教育を批判するのは構わないが、こっちだって血の滲む思いで勉強していい高校に入ったんだ、俺は人に好き勝手馬鹿にされるような覚えはないぞ、むしろ自分もゆとり教育のせいで幾多の不都合を被ってきたんだ、それなのに何だ、お前は。と、当時の自分は相当憤っていた。
最近はこの十字架を一生背負って生きてゆくしかないのかなとくだらない悲観に浸ることもある。どんな世代というのも一緒くたに括られて、その中で配慮のない、くだらない言説が飛び交うのだろうし、ああ、学校で無駄な時間を過ごさなくて済んだぜ、老害どもはさっさとそのゲロ以下の優越感に溺れながら死んどけよ、程度の心構えでいられればいくらか楽なんだろうけど。
最近「ゆとり」という単語の意味を「頭が悪い」以外に取れないようになってしまい困っている。確か別の意味もあったはずなんだが。
http://anond.hatelabo.jp/20070422031635 それ、ゆとり世代に教育プログラムを組んだ世代が一番無能ってことだろ? 犠牲者に罵倒語として使ってる勘違いやろうなんて 相手にする価値すらねえよ。
ゆとり教育の本来の目的って、陳腐な言葉だけど豊かな生活を子供たちが送れるように、ってことだと思うんだ。 だから、何かしら他の世代より得たものがあると思うんだよね。 それ...