あなたのエントリは反論になっていないと思います。
http://anond.hatelabo.jp/20070325173918
を書いた人を
918氏と呼ぶことにし、
http://anond.hatelabo.jp/20070325173918
を書いた人を
あなたと呼ぶことにします。
918氏の
誰かの主張を代弁するために創られたものではありません。
に対する反論の、
これも分かってない。漫画には生きた作者というものがいて、漫画のコマやセリフや描写は、その作者をとおして生まれるもの。そこに思想や主張があるのは当然で、生身の読者が心をうたれるのも当然。これは「代弁」ではなく「共感」という現象です。お間違いなく。
918氏は、amiyoshida氏が、マンガのひとこまを、マンガの文脈から切り離して、彼自身の表現に(愛のないやり方で)利用している、と主張しているわけです。
つまり、マンガのこまが、amiyoshida氏の考えを(マンガとは独立に)代弁している、これは愛がない、と主張しているわけです。
あなたの「そこに思想や主張があるのは当然で」というのは、「マンガのこまが作者の考えを表現しているのは当然だ」と認めているだけで、918氏の問題にしている「amiyoshida氏による代弁させる行為」には関係ありません。
また、「これは「代弁」ではなく「共感」という現象です。」と述べていますが、918氏が共感と代弁を混同しているわけではないのは明らかです。
918氏は共感する行為を認めていないわけではなく、それを「文脈から切り離して」主張に利用するのが問題だ、と言っているのです。
この「共感」というのは、物語を読む上での推進力にもなるし、作者への信頼性を生み出すこともある。その「共感」し得たコマ(つまりid:amishiro氏の心の集約点)を伝え、他者に開いていくことの何がいけないのか。
918氏の要点は、amiyoshida氏のマンガのこまの引用が、「紹介」ではなく、文脈と切り離された「主張」に利用されているということなわけで、いくら「紹介」が全く問題ない、と力説しても反論していることにはなりません。
反論するならば、「勝手に主張に利用するのも何の問題ない」とか「勝手に主張に利用しているのではない」とかの方向でなければおかしいはずです(あなたは前者の意見を述べたいようにお見受けしますが)。
ある意味どころか、絶対的に受け手のもの。物語を頭の中に構築していくのが読者である限り、作者の介入などありえない。上で述べてきた作者とは、読者の偶像であって、思想や表現の主(ぬし)として内的対話の拠り所としているに過ぎない。「共感」は、そういった対話を経て生じた現象。その集約点をコマ単位で選びだして発信していくというのは、紛れもなく「その作品の読者としてのid:amishiro自身」を伝えることなの。作品を伝えるとは、読者としての自身を伝えるということなの。作品を読むってことがどういうことなのか、もうちっと考えてほしい。
言いたいことはわかるが、それは読解・解釈に関する話で、この場合は作品の利用に関する話であるので、話の土俵が違うでしょう。
揚げ足をとるだけというのも何なので、私の意見を述べると(匿名の「私」の意見なんて聞きたくないかもしれませんが)、文脈から切り離そうが何しようが、「紹介」もしくは「共感」であろうとなかろうと、著作権を侵害しないならば、愛があろうとなかろうと何の問題もないと思います。
で、著作権を侵害するかどうかですが、ひとこまだけの引用は著作権的に見てもオーケーな気がします。
ひとこまだけ、ひとつの台詞だけでは、著作権の要件である「創作性」は認められないと思うからです。
まあ918氏が述べているのも著作権の問題ではなく心情的な問題のようなので如何とも反論しがたいのですが。
・追記
どうでもよくないつっこみに対して、本筋じゃないけどちょっとどうでもよくないつっこみをすると、 で、著作権を侵害するかどうかですが、ひとこまだけの引用は著作権的に見てもオ...
私はhttp://anond.hatelabo.jp/20070325215151を書いた者ですが(なんて言明する行為には、匿名ダイアリーでは何の意味もありませんが)、失礼ですがあなたの指摘は的を射ていません。 私はひと...
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http://anond.hatelabo.jp/20070326000452 模写した場合についての話じゃないの? キャラクターの場合は切り貼りだろうと模写だろうと著作権違反になる。 背景や「――数日後」と書いてあるコマ...
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このエントリーをブクマして「これはすごい」タグを付けると、あなたに幸せが訪れます。 本当です。 逆に言うと「こんなの釣りに決まってる」なんて言ってブクマするのを拒むような...
http://anond.hatelabo.jp/20070325215151 ひとこまだけ、ひとつの台詞だけでは、著作権の要件である「創作性」は認められないと思うからです。 「ほとんどのマンガのひとこまは創作性が低いので...