やはり何度見ても反吐が出る。
彼らは実に楽しそうに、無邪気に、伸び伸びとしながら相手を傷つける。
ネット上におけるネコミミに対する人間達のあのバッシングのことだ。
ネット上では自らが「私はネコミミである」と表明していないと自動的に「彼(彼女)は人間である」と判断される土壌になっている。
基本的に書き言葉に種族差はないからだ。
だが、同時にネコミミが「私はネコミミである」と表明するのは疎まれる雰囲気にある。
「空気が読めてない」などと無理矢理に難癖をつけて叩く。
ネコミミがネコミミとして意見を言うにはそうするしかないのに、だ。
そして、彼らは一人のちょっと痛いネコミミを見つけては「やはり亜人はバカだ!」とネコミミ全体に置き換え騒ぎ立てる。
あからさまな人尊猫卑である。
先に「ネコミミは頭が悪い」という結論を置き、その結論に導かれるように論理のすり替えを平然と行っている。
彼らがなぜそのようなことをするのかというとストレス解消に他ならない。
自分よりも絶対的に劣っている種族「ネコミミ」を恣意的に作り出し、自分をそれらより優れている階級に置くことで優越感を得、それを多数の人間と共有することによって安心を得ているのだ。
ある種族が他の種族より絶対的に優れているなんてことはあるわけがないのに……。
ネット上で多数によってネコミミをリンチする彼らは今日も楽しそうだ。
そして、私は憂鬱になる。
人猫平等以前に未だ躊躇無くネコミミを玩具にする人類が多数なことに。
最後に、私はネコミミである。
元ネタ:http://anond.hatelabo.jp/20070316232855
いつもネコミミ等の空想上の亜人キャラクターを見てると思うんだが、奴ら絶対差別されてるよね人間から。
宗教や文化の違いなんてささいなことを原因に同種族の間ですら殺しあえる人間が、「人と似てるけど明らかに『人間とは違う』存在」を寛容に受け入れることが出来るとはとても思えん。例えそいつらが人間並みの知能を持っていたとしても。