生きたかったことは一度もない。を読んで、そういえば自分も20年近く「早く死にたいなあ」と思っていたんだっけ、と思い出した。
僕も彼(彼女?)と同じように、保育園(幼稚園には行かなかった)の頃から、死にたくて仕方がなかった。その頃からつい最近まで、暗澹たる気持ちで日々「死にたい」と思い続けてきた。
大学生になって落ち着いてきた頃、「何かバイトでもしてみようか」という気になった。特に何も考えずに、「大学生なら家庭教師か塾講師だろ」と勝手に思っていたので、塾講師を始める事にした。
ところが、自分はコミュニケーションが苦手。にも関わらず、生徒と会話をしなければならないと気づいたのは、初めての授業を受け持った時だった。ただ勉強を詰め込もうとしただけじゃ、生徒はついてきてくれるはずもなかった。とにかく生徒との信頼関係を築く為にも、生徒と会話を通じてコミュニケーションを取るしかなかった。
全然うまくいかないまま、3ヶ月が過ぎた。担当した生徒の中には、辞める子も出始めてきた。
夏休みになると、夏期講習の為に、普段受け持たない生徒とも接するようになった。その子たちの中には、コミュニケーション能力の高い子も居て、そういう子は休み時間にも積極的に話しかけてくれた。そうすると、今まで様子を見ていた子達もだんだん話しかけてくれるようになってきた。
そのうち、受身でコミュニケーションを待っているだけじゃダメで、自分からもコミュニケーションを積極的に取っていく必要があることにも気づいた。これも最初のうちはうまくいかない。場の空気を読めなかったり、一方的にしゃべってしまったり、逆に全くしゃべれなかったり。試行錯誤するうちに、「今の授業よかったですよ」と言われるようになった。「先生の授業が受けたい」という子も現れるようになってきた。
ある時、ふと気づいた。今まで「早く死にたいなあ」と思っていた気持ちが、どこかへ行ってしまっていた。自分の成功体験がそうさせたのか、コミュニケーションにそういう力があったのか、何が原因なのか分からない。高校からずっと理系人間の自分にとっては、理屈で説明できないこの気持ちの変化が、何によってもたらされたのかは未だに分からない。
今でも、生徒とのコミュニケーションはあまり取れていない。もっともっと生徒との信頼関係を築く為にも、どうしたら相手にとって感じのいいコミュニケーションが出来るようになるのか、試行錯誤していくつもり。そうしていけば、今は単に「死にたくなくなった」というだけの気持ちが、積極的に「もっと生きていたい」という気持ちに変化していくんじゃないかと、期待している。
小さい頃から「早く死にたいなあ」と思ってきた。 具体的な自殺方法を冷静に検討する幼稚園児って結構イヤだな。今考えると。 生き辛い環境だったわけではない。とても恵まれていた...
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http://anond.hatelabo.jp/20070316174810 色々忙しくなって余計な事を考えなくなっただけなのでは。 コミュニケーションに飽きてくるか、コミュニケーションがルーチンワークになってしまうか...
http://anond.hatelabo.jp/20070316193101 良い感じだね。羨ましい。>講師の人 そう、無関心。無関心なことがきりがなく続くのは面倒だという感覚。 でも、現在のルーチンワークは許容できる...
http://anond.hatelabo.jp/20070316193101 同じ事考えてる人がいるもんですね とりあえず親が生きてる間くらいは生きてても良いかな
色々忙しくなって余計な事を考えなくなっただけなのでは。 忙しくなったから、ってのは違うかなあ。忙しさはむしろ切羽詰ってどうにもならなかった最初の3ヶ月間の方が忙しかった...
もっと良く考えればわかる事なのに、なんでそうなるかな。順を追って説明するから、以下の文章をよく読んで考えて欲しい。ちょっと長いから時間のあるときに読んでね。僕は日本人じ...
希死念慮は脳の障害かもしれないと言われているな。 空気がものを感じないように、ものを感じる部分が障害を受けていると希死念慮となってしまうんだろ。 生きたと思わないという...
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