2007-03-15

女優位の社会における、喪が感じる欺瞞

女の慰め方はもの凄く不健全

事実に直面した時、

精神的に「崩壊」レベルにまで達してしまうほど、現実を無視し続け過ぎている

そのため、だからこそ、

彼女らは事実と向き合うことを凄まじい勢いで拒否することになる

絶望的なチキンレース―――

誰の目から見てもブサイクな女Aを、

「そんなことないよ、かわいいよ」と瑕を舐める女たち。

利害が絡まない限りは女たちは協調し続けるが―――


ある日、ブサイク女Aを慰めていた女集団の一人Bが、

男Cを好きになるとする。

ブサイクAも男Cを好きになる。

女Bは女Aを応援する。

「Aちゃん頑張りなよーあたしも応援するからー」

Bには、誰の目から見てもブサイクなAに勝算があるわけないと踏んでいるから、

Cへのアタックチャンスを十分確保しながら、

さらにAに対する優しさポイントの獲得の一石二鳥をもくろむ。

しかし、ここで大どんでん返し

Cはブサイクでも、不器用でも、凄く真面目で朴訥で純粋なAの内面に惹かれるようになる。

CとAの仲が、次第に良くなっていく。

Aは、自分の外面にコンプレックスを抱きながらも、

Cとの仲が少しずつ良くなっていることに、戸惑いながらも心底からの喜びを感じている。

Aは無邪気に、Cとの仲が進展していることを、Bに嬉々として逐一報告する。

Aはまた、Cに「私の大親友」と、Bを紹介する。

そりゃそうだ、私(A)がコンプレックスに思っていた外見のことも「全然いいよ」ってフォローしてくれたし、

さらにCとの仲を心から応援してくれている人なんだから、

大親友と紹介するのも無理はない。

―――。

ここでBが次にどういう行動に出るかは、想像に難くない。

「お前はブサイクだ」という事実を、事ここに至って伝えること

さらには、Cが私に内々に言ってきたことなんだけど、という脚色もあるかもしれない

「本当は言い寄られて迷惑なんだと言っていた」みたいな

最終カードの発動―――

戦いに勝利はするが、

交友関係の一切を完全に破壊する禁断のカード

Bは

カードとして切ってしまった

原因は二つ。

一つは、もちろんBのえげつなさ。

もう一つは、自身のコンプレックスの解決を、Bに委ねてしまったAの依存

コンプレックスを自分で解決していれば、こんなことは起こらなかった。

Aは、「自分がブサイクで、でもブサイクな自分でもCは私のことを好きになってくれた」

という事実を見つめることができなかった―――。

Aは、「私はブサイクじゃないよね」という慰めの誘惑に勝てなかった。

事実を見つめることのできない依存は、

必ず致命的な欠缺を自身の精神に内包する。

――――――――――

女の、事実を見つめようとしない集団慰撫の性質は、

果たして人の、女の心を本当に安らがせるに資するものなのか。

他人事の男の言い分だけれど、

事実から目を背けるやり方が、正しいとはどうしても思えない。

女性優位の社会になりつつある現在

その思いはますますぼくの心の中で強くなりつつある。

  • もっと良く考えればわかる事なのに、なんでそうなるかな。順を追って説明するから、以下の文章をよく読んで考えて欲しい。ちょっと長いから時間のあるときに読んでね。僕は日本人じ...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん