2007-02-20

その仕様を決めたのはオレじゃないけどオレ?

結局、最終仕様は社内の技術が決める

企画アイデアとIAと面倒なその他の事柄のまとめ役

技術部門を抱えているから、企画が考えたとおりに事が進まない

技術者に考えさせると袋小路まで考え、最終形は妙に複雑怪奇なもの

もっとシンプルにすれば顕在化しないものまで露呈され、吟味され、主目的曖昧になる

企画を数量に置き換えてシュミレーション

企画「ね、ね、10の企画を考えたんだけどさ」

技術「でもどうせやるなら100だろ」

企画「そうなんだよ!できるのなら10じゃなく100がいいな!」

技術「でもさ、いろいろ考えるとマイナス10、ここででマイナス8.2、でもこれもマイナス6.004で…あーでもないこーでもない…」

企画「…へー、そうなんだ、ふむふむ…」

技術「結局、43.748だな」

企画「…ああれ?100にはならないの?」

技術「そう、結局43か44くらい」

企画「…100にならないなら10で良いんだけど」

技術「それじゃやる意味無いよ」

企画「いやいや、シンプルに10で…」

技術「せっかく工数掛けるならこれくらいだよ」

企画「そう、じゃ43.748でおねがい」

10に上乗せで33.748を考える必要が出てくる

面倒だなぁ、その少数…

で、リリース前に

技術「43か44って結局どうなるんだっけ?」

企画「へっ?」

技術「43だっけ44だっけ?」

企画「43.748だったでしょ」

技術「え!そうだっけ?」

企画「この前決めたじゃん、43.748だって」

技術「ふーん…この際さ、切りよく43にしようよ」

せっかく考えた複雑な小数点以下を含む0.748はあっさり切り捨てられる

実は、切り捨てた中にそもそもの10がいくらか含まれていたりする

そうなると所期の目的曖昧になり、ターゲットリーチしない

そんなのおかしいと思う今日この頃

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