http://anond.hatelabo.jp/20070206021450
その男が見つけたのは部長のデスクの裏に張られたちいさな一枚の付箋だ。
普段ならだれも気が付く事のない位置にそれはあった。
男は背が小さくすこし屈んだ拍子にそれをみつけたのだった。
「9時にYの302で。」
部長はいまどき珍しい携帯を持つのをいやがる人間だ。
もしかしたら家庭から連絡を取られるのが嫌なだけなのではないか?
そう俺は考えた。
この付箋に書かれた女の文字は鈍い俺にも何かを予感させるのに充分だった。
その付箋を剥がしスーツのポケットに何食わぬようにしまうと、勝つための武器を手に入れるため夜の町へと姿をけした。
(つづかない)
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