君の去年1年間の会社に対する評価はAだ。と言われた。一番上がSでAは2番目だ。
普通はCでBは良い、Aはすごく良い、Sはもんのすごく良いって事なんだけど、自分がAだと言うのが信じられない。もちろん自分ではもっと低いと思っていた、という意味でだ。
私は自分で自分を主観的にも客観的にもどこからどう見ても周りと比べて仕事をしていないと思う。残業だってなるべくしたくないし、仕事だってふられたくないから忙しいふりをしていたりする。
そのくせネットサーフをする時間はいくらでもあって、毎日1時間も2時間もネットを見ていたりする。そして仕事の時間が終わるとすぐに帰る。残業代をもらってもいないのに残るなんてことはしない。周りの同じ時間にあがるはずなのにまだ仕事をしている人たちを横目にとっとと帰る。
そんな生活を続けていて今日上司に呼ばれた。何の用だろうと思うと人事評価の話だ、君には誰よりも先に話しておかないとならなくてね。と言った。
私は当然思った。そんなに評価が悪いのか、と。きっと今から説教が始まるんだろう、と。
ところがふたを開けてみたら頭の話だ。何故かA評価。うちの会社は意味がわからなくて評価が絶対基準じゃなくて相対基準でSが何人、Aが何人、Bが何人・・・・って始めから決まっているんですよ。ただ平均するとCとBの間に収まるようになっている感じでBの人の数だけDの人がいるわけじゃなくて、Bの人数の方がDの人数よりは多少多いように配分されている。
だからAの俺がいるせいで逆にDの評価をくらう奴がいるってこと。社員の8割くらいがCでBとDで1割7分ぐらいで、Sは6000人の社員の中で1人か2人、Eは無断欠勤を繰り返したりするようなよっぽど酷い人じゃないととらない。の、残りがAって事。6000人の社員の中で100??200人くらいしかいないと思う。
だからこそ思う、何でおれがその評価なのかと。
だってうちの会社はC評価の人の給料のうちの3割の部分が成果手当てって事になっていて、その部分がA評価だと単純に倍になる。Bなら1.5倍だ。だから同じ年に入社してC評価だった人に比べたら1.3倍も給料に差がついてしまう。こんなのあんまり仕事していない俺なんかに払っちゃ駄目だと思う。
確かにほぼ1人でいくつかのプロジェクトはこなしたけれど、それは金額も安いし、みんなが頑張っているプロジェクトに比べたら路傍の石のようなもんだ。
それなのにこの評価は何なんだろう。不思議でしょうがない。不思議すぎて疑ってしまう。
超好意的に考えるとhttp://www.akiyan.com/blog/archives/2007/01/post_76.htmlのユダヤ人大富豪の教えに書いてある
「働かずに金持ちになるなんて、何か、ずるくないですか?」
これを満たしていて、小さいプロジェクトながらも顧客に喜ばれたり、これの原価低減できたことで会社が思いのほかもうかったのかもしれない。
悪い方に考えた場合、私があんまり真面目に仕事をしていない、というのを知っていて、ある程度の地位を与えて仕事を自発的にするように促しているのかもしれない。
立場が人を作る、という言葉もあるように、人に責任のある仕事、立場を与えると、人はその責任を果たそうと一生懸命働くっていうあれだ。
もっと悪い方に考えたらもうすぐ会社をやめようとしているのがばれてそういう手を打たれたのかもしれない。そういう風なことをする価値のある人間かはわからんが。
一番幸せな考え方は実は俺の周りのみんなは既にみんなA評価で俺だけが低い評価だった。ってパターンだ。そうであればまだ少しはよかったと思う。でも去年の業績に対する評価がいいのは依然意味不明だが。
この文章をみると使えそうなやつだけどね。 仕事の量ともかく質が高いんじゃないの? 人事評価にはいくつかの効用がある。 いい点からみるといい評価をつければこの評価を下げない...