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2007-11-29

これだな

演技性人格障害

出典: フリー百科事典ウィキペディアWikipedia)』

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演技性人格障害(えんぎせいじんかくしょうがい)は、日常生活の中において役者の演技のような行動をし、その結果自分が注目の的とならなければ大きなストレスを受けるため、自己破壊的な行動や、或いは自己破壊的なまでに挑発的な性行動を取ったりする精神疾患である。

9割が女性であるが、これに対し反社会性人格障害では生涯罹患率がそれぞれの文化圏で本症と同程度であり、こちらは9割が男性である(他に、いずれの疾患も「他人から美化されることを望むが、自分は他人に対して関心を払わない」、「他人の心身の痛みを理解できない」などの病像が似ている)ことから、同じ疾患が性差として現れた物であるという解釈もあり、その原因となる神経伝達物質遺伝子の探索が行われている。

演技性人格障害と関連する精神疾患にプソイドロギアファンタスティカ、いわゆる病的虚言症がある。 自分を実際以上に見せるために、あらゆる妄想虚言を吐く、一群の病者である。有名人権力者と知り合いであるかのように、会話中にはネーム・ドロッピングを行う。高い知性を伴えば、スタンドプレイの好きな、権力志向の人物と言う評価内に納まる事もあるが、多くは周囲との利害を調整できず、詐欺などの犯罪を犯すこともある。

又、生育暦及び家庭環境(過干渉・虐待)により、一概に本症単独罹患ばかりではなく、 境界性人格障害(境界性パーソナリティー障害)を併発している場合もありうる。 (その場合、本症単独罹患より、本症の病像は不明瞭となる)

境界性人格障害DSM-IV-TRの診断基準の中で、 3項目以上、

特に、

見捨てられ不安

理想化とこき下ろしに特徴づけられる不安定な対人関係

怒りの制御の困難

が、周囲から客観的に判断できる場合、 境界性人格障害(境界性パーソナリティー障害)の併発を疑う(人格障害クラスターBの併発)。

又、本症罹患している者の依存者による妄想虚言の解き明かしを行った場合、 症状の悪化(境界性人格障害の急性症状に近似)する場合がある。

本症診断を、虚言性人格障害と表現する医師もあるが、 現状ICD10カテゴリF60及び、DSM-IV-TRでは定められていない。

注意点として、周囲が間違った診断をし、本人に告知した場合、 (例、境界性人格障害解離性同一性障害ないし解離性障害) 本症の特性で近似症例となる場合がある。

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