ハナから売れてるような人でなく、少部数の小規模サークルへ向けて。
無謀にもネームバリューもなしに400部や500部を刷る勇気ある若者もいるこの時世。
廃棄される同人誌も環境に悪いだろう、と思いそういったケースが起きないように
傾向と対策として、最低発行部数を見積もれる計算式を、ないなりの頭で考えてみた。
基本は数値を掛けていく。
まず第一に考えるのが画力。ここではABC3段階に分けよう。
次にイベント規模A,B,C(コミケ,コミックシティ,コミックトレジャー)、ネット認知度A,B,C(アクセス数=では安直?)
最後に、表紙、表紙の加工、ページ数、価格。
第一項目では、画力A(巧い)B(普通)C(へたっぴ)、となる。ここの判断が明確ではないのでまぁ、自分で線引きを。
画力の基本値を1とし、A(4)B(3)C(1.5)とする。
次にイベントでの倍率を(Aコミケ等, 3),(Bサンクリ等, 2.5),(Cコミトレ等, 2)
ネット認知度、(Aわりと, 2),(Bそこそこ, 1.5),(C無名, -)
表紙は(A巧い, 1.5),(B無難, 1.25),(Cうーん?, -)となって、
加工の有無(オフセPP 1.5),(オフセPPなし, 1.25),(コピー紙, -)
ページ数(18P未満, -)(18P以上, 1.25)(30P以上, 1.5)
価格(500円以上, -),(400円, 1.5),(300円, 2),(200円, 2.5),(100円, 2.5),(無料, -)
さて、描き揃えた所で、仮に無名のへたっぴ同人作家がコミケで出す場合を計算してみよう。
■へたっぴ、コミケ、無名、コピー本、30P以上、200円で売る。
画力1.5 x コミケ3 x 無名- x 表紙1.25 x コピー紙- x ページ数1.5 x 価格2.5 = 21部 と大体20部。
次の例はネットごく一部で割りと認知されている人物、無論同人は初めて。
■画力普通、コミケ、わりと、巧い、PP、18P以上、価格500円とした。
画力3 x コミケ3 x わりと2 x 巧い1.5 x PP1.5 x 18P以上1.5 x 価格- = 60.75部 と少ないかも。初回という事もあるので無難か?
基本的にあまり多くの部数が出るようにはなっていない。MAXで200部くらい。最低で3部。
爆死回避の為に作った表みたいなもんで、実際の所は、運と直感、その他諸々で動く事だろうと。
価格帯での倍率は巧さに比例するだろとか、18P以上の倍率基準は
誰が決めたとか、合同本は?成年補正は?、売れなかったぞゴラァとかのつっこみはナシで…。
目安の最低を出す意味で、簡易すぎるがこんなの作ってみた次第。
保障はできないが、参考程度にはなるかな、という感じ。
もっと正確な項目と計算法でジェネレーターとかあったら面白い。
「発行部数を割り出す公式を作る」という試みはなかなか面白いし、 基本的にあまり多くの部数が出るようにはなっていない。MAXで200部くらい。最低で3部。 という基本方針は、ごく...