「どうやらこのニセ科学はなんの効果もないらしい」ということが判明してしまったような時でも、
「ニセ科学がいけないことなのか」という切り口を変えた擁護をしてしまったりする。
合理的に考えれば「嘘だったんじゃん! くそが!」とニセ科学を捨て去ってしまえばいいのだけど、
過去に振りあげてしまった拳がうんたらかんたら。
もっとも、最初の指摘の仕方次第によってはある程度こうした心理を和らげてあげることもできるんじゃないかと思うけど。
根本的にニセ科学を信じたいという部分は変わってないので、科学的な裏付けのありそうな新情報が出てきたりすると彼らはすぐ飛びつく。
それが間違ったデータだと指摘されるやいなや、またすぐ「ニセ科学がいけないの?」の立場に戻る。
この心理的移行には割と大きなストレスかかるらしいけど、何度もおなじことを繰りかえしてしまう……悲しい生き物やね。