不細工だから嫌い!というのが差別じゃない理由はなんだ?
女はすっこんでろ!というのが差別で
不細工はすっこんでろ!というのが差別じゃない理由はなんだ?
「ある要因を理由に異なった扱いをする」点でこれら全く同じだろう。
違いは「それが正当な理由か」というところで生まれると思う。
不細工で扱いが違うのは正当で、性別で扱いが違うのは正当じゃない。
しかしてそれらの違いを根拠付ける合理的理由なんて存在しないと思うんだ。
要するに歴史の中で正当とされるモノとされないモノが決まったに過ぎない。
顔面の骨格でその人の評価が大きく変わる、というのはすごいことだ。
脂肪の多少に人々が熱狂するのはすごいことだ。
なんでこうなったのかというと、「不細工差別撤廃革命」や「デブ差別反対運動」がされてないからだ。
しないのは当然。恥ずかしいし、バカげてる。なにそれキモーイって俺だって思う。
(でも昔の女の人らはそれをやったんだろうね。「恥知らずだ」「馬鹿げている」と嘲弄されてもやったんだろうね。その点昔の女性すげーと思うよ。まあ性差別を叫ぶ文脈が社会にあったし、なんだかんだいっても人の半分は女だから比較的やりやすかっただろうにしても。)
他には「それほど差別されてない」ってこともあるよね。法的には差別されてない。差別撤廃叫ぶほど抑圧は受けていない。加えて顔面偏差値の落伍者は常にマイノリティ。偏差値の使い方あってるかな?人種的・文化的マイノリティは少数ゆえに団結することができ、運動につながるけど不細工は団結につながらないマイノリティ。そして不細工かどうかという明確な基準が存在しないことだね。だから撤廃運動は起こらない。起こらないから差別は消えない。全くすごいことだ。
デブ差別に関しては、アメリカで反対運動的な物があったと思う。 ちょっとずつだけど、世界を変えようとしていく奴らがちゃんといる。