2009-09-19

あーなんか納得がいった。いわゆる「ねと☆うよ」の人と自分はやっぱ発想法が違うんだ。

よくmixiニコ動とかで張り切ってる人たちについてはよく言ってdis芸人普通に言うと教養或いは社会経験が足りないだけの中三相手と思えばこの「ズレ」も気にならなかったのですが。

実はもともと昔から付き合いがあって、人並み以上に教養のある知り合いにそういう人種がいるのですが、いつもは普通に話するもののその手の話題の時はどうしてこれ程自分と考えがズレるのかちょっと不思議に思っていたんですよ。

でも今回、例のクレヨンしんちゃんの作者さん(らしき人)が長野の山中で遺体発見されたという報道が流れた際、まず真っ先に「自殺か他殺か、それが気になる」ってついってるですよ。

え、だって山登り趣味でいつもふらっと山に出かける人が山中の岩場の下で発見されたって言ったらそんなもん真っ先に考えるのは「事故死」以外ないんじゃ。

まあ確かにその後の捜査で色々不審な点とか出てくれば話は別でしょうけども、現時点で遺体発見の状況しか明らかになっておらず、氏のこれまでの背景(仕事に悩んでたとか怨恨があったとか)も報道されてないこの段階で「自殺」或いは更に踏み込んで「他殺」ってケースを真っ先に想定するっていうのは。

つまりこの人は「因果応報」主義、悪く言ってしまえば「陰謀論」論者なんだ。

誰かの不幸や何か悪いことは必ず原因がある、もっと言ってしまえば誰か仕組んだ人間がいるはずと考える。でもそれは非常に「ラク」な思考法であってこの世の中には「誰も悪くないのに悪いことがおきる」ってことがある訳で。

自分としてはこの手の「陰謀論」は仮に本当に事実としてそういうことがある場合でもそれを最初に疑うのは一種の「思考放棄」として恥ずべきものと考えていたので、今回「自殺か他殺か」なんて発言をぽろっと出してしまうそのスタンス自分の思考の開始と真逆を行ってるんだということが良く分かりました。

こりゃあ確かに教養とか趣味、思考能力とかは関係ないわ。

自分より頭いい人が自分としては唾棄すべきだと思う主張を時にする事があるという理由のひとつが実感できたなあ。収穫。

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