2008-11-19

サンデーGXは、新しい扉を開けようとしている

今週号のモンジュは出色の出来だった。特に神谷さんの伏射シーンは是非見ておくべきである。

そこでハタと気がついた。ワイルダネスを見ても、レヴィを見てもそうだ。印刷が実に綺麗だ。よく考えると表紙も厚い。

ここで、良くあるオタクの部屋を思いだそう。自分の部屋の隅とか、あいつの部屋の押し入れの中だ。おまえんちの隅だよ。何が積んである?

そう、アフタヌーンだ。

アフタヌーンを読みそれを捨てずに積むのは、いわば習性と言っていい。

なぜ積むのか?これは問いが逆だ。アフタヌーンを読みそれを積む者が、我々なのだ。

脳科学が十分に進んでいないがために、残念ながらその理由に解説を付けることは出来ない。十分に進歩した科学技術魔法と区別が付かないが、十分に進歩しなければ、未知の領域は又魔法と区別を付けることが出来ない。アフタヌーンにはそういう魔力があるのだ。アフタヌーン普通漫画雑誌では無いのだ。((これは「今月はもやしもん休み?あ、イブニングだっけ」となることからも明らか((これは別の物語、いつかまた、別のときにはなすことにしよう。))だ。))

サンデーGXは、雑誌単行本化を目指している。もっと言えば、積まれることを目指している。単行本よりも大きく、印刷は美しく、紙は厚く、積んで崩れないように四角く固い。

彼らは自覚的に、魔力を身につけようとしている。魅力をその身に纏おうとしている。

漫画雑誌界の至宝、アフタヌーンに挑んでいるのだ。

そのうちきっと、最終回を大幅に書き換えた単行本が発売((「案外 涙は出んもんだな」))されて、雑誌を残すことの重要性に皆が気づくなるようし向けるんだろう。

そうなったときにはおそらく、漫画雑誌は大きな転換期を迎えるに違いない。サンデーGXは、遙かな頂を目指して一歩づつ登ることで、天国の扉を開けようとしている。

  • http://anond.hatelabo.jp/20081119233820 別にきれいな紙の雑誌じゃなくても積んでるよー。週刊少年誌みたいな紙のビームも。 増田の言うGXと同じ事ってウルトラジャンプにも言えるんじゃないか...

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