2008-10-06

消された年金

中の人じゃないけど。

社会保険事務所の人が、何かのタイミングで、ある中小零細会社(事業主)で社会保険の加入条件を満たしているのに

加入していない人(加入漏れ)を見つけた場合、最大24ヶ月までさかのぼって加入させることになる。

そして、遡って収める社会保険料は一人当たり20万、10人見つかると200万を超えることもよくある。

加入漏れ従業員に、本人負担分を24か月遡って払わせるのは難しいので、大抵全額事業主が支払うことになる。

しかし、200万円といった多額のキャッシュを一度に払えない事業主も多く、そうした場合、社会保険事務所の人に

「そんな大金払ったら会社がつぶれてしまう」など、経営が苦しいのでなんとかならないかと相談してくる。

相談を受けて、社会保険事務所の人は事業主の事情などを勘案し、

「じゃあ、いままでの分については払える範囲でいいから、これからはしっかり払ってね」

ということで落ち着く。

消された年金というのはこうしてできるのである。

  • ちょいと質問。 従業員目線だと、そのお金って天引きされてるはずじゃないの? それとも雇用者にお願いして払わないで手取りで貰っているの?

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん