2008-09-23

http://anond.hatelabo.jp/20080923035510

確かに似たような話は結構あるよね。

そもそも、問題になっている「全体の利益のために誰かを殺す制度」が、星さん独自の発想なのかも微妙。『生活維持省』の数年前に海外SF既出とかいう話もあるみたいだ。国内にも類似した設定の作品は多い。

海外SFだと、ル・グウィンの「オメラスから歩み去る人々」がそういう設定を使っているらしい(フォーカスを当てる部分はまた少し違うのだけど)。「生活維持省」とこちらで、初出がどちらが先かまでは自分にはちょっとわからないのだけど、きっともっと昔にも同種の設定を使った作品というのはあったんだろうな。創作を評価するときは、パクリかどうかはひとまず置いておいて、その作品の中で何を表現しようとしたか、それがどの程度表現されているかを評価する…という方が健全なような気はする。

イキガミは未読なので何とも言えないけどさ。

追記:もう少し調べたところ、生活維持省1960年で、オメラスは初出が1973年らしいので、一応星新一の方が古い、ということが判明。

   まあ、発言の趣旨は特に変わらないんだけどね。アイディアでなく、その調理法をこそ評価すべき。

記事への反応 -
  • イキガミを読んだとしたらさ。 別に何も言わないと思うんだ。 それどころか、自分のSSのアレは誰それのなんていう作品のパクリで、コレは誰それのアレのパクリだよ、とか言いそうな...

    • 「別に何も言わないと思うんだ。」 その根拠を教えてくれませんか? 星氏はエッセィでSF小説の書き方を書いているけど、アイディアが出るまで七転八倒して、 盗作とか「焼き直し」の...

      • 生活維持省は価値観の転換が主眼に置かれてるけど、イキガミは、試し読みしたかぎりでは、余命宣告をされた人間が残りの時間をどう生きるかを描いた作品っぽい。 星さんはエッセイ...

        • 確かに似たような話は結構あるよね。 そもそも、問題になっている「全体の利益のために誰かを殺す制度」が、星さん独自の発想なのかも微妙。『生活維持省』の数年前に海外のSFで既...

          • 横増田 その作品の中で何を表現しようとしたか、それがどの程度表現されているかを評価する… ってのはそうなのだけれど、 パクリかどうかはひとまず置いておいて とまではいか...

      • 根拠? 根拠と言えるほどのものは別にないよ。 ごめんね。いい加減で。

      • あんだけショートショート書いてりゃ、知らずにパクリになっていることもありそうで 他人の無自覚なパクリを指摘してから、自分の無自覚なパクリが見つかるというような みっともな...

    • 実際そうでないとしても、冗談として言えてしまいそうだね

    • http://ja.wikipedia.org/wiki/星新一 によるとアニメ化されようとしたときに、 「自分の作品がいじくられるのは真っ平ごめんだ。やるなら俺が死んでからにしてくれ。それなら文句は言わない...

    • 星新一のホの字も知らなそうな頭の悪い文章

    • 一連の騒動で誰も超先生の「できすぎ事件」思い出した。 ていうか誰も触れないあたりに時代の変化を感じて寂しい。 あれも文章丸パクリってほどじゃないのに意外と大事になったのは...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん