小学校2年の頃だった。
俺は当時コンニャクが大嫌いで、給食に出てくる度に友人にプレゼントしていた(その代わりその友人の嫌いな物を代わりに食べていた)。
当然ながら担任にばれて「世の中には満足にご飯も食べられない子供もいるんだから…」という、おそらく過去に数千万回は使われたと思われるテンプレ通りにたしなめられた。とはいえ、嫌いな物は嫌いだから仕方ねーし、選んでこの国に生まれてきたわけでもねーし、と釈然としなかった。
それからしばらく後、うっかり宿題を忘れてしまった日があった。担任に注意されているその時、何故か俺の脳味噌はそれまで生きてきたうちで最も高い稼働率を記録したらしく、「世の中には、飢えで満足に学校に通えない子供もいるんだから、僕が出席できただけでも先生は感謝しなくちゃ。」ととっさに言い返した。
流石に殴られることこそなかったが、半分呆れ、半分激怒の感情を込められて叱られた(笑)。あの頃の稼働率を取り戻したい今日この頃。
さらに稼働率が高い答えを思いついた: 先生「いえ、感謝するのは貴方のほうですよ。せっかく学校に通える幸運に恵まれているのです。まじめに勉強をしないのは、もったいないこと...