人通りの多いところで、友達がケガをした。
みるみるうちに野次馬が集まってきて、携帯やカメラで俺の友達の撮影を始めた。
「不謹慎です、やめてください!」
やめてくれないどころか、うるせえなあという表情さえ。
悔しくて叫んだ。
「じゃあ俺も撮ってやるよ!お前達の下卑た顔を!」
「何ッ!?」
「オラ撮ってやる!最高の解像度を誇る最新の携帯のカメラだ!」
「俺のこのバズーカみたいなレンズが見えないのか?毛穴までズームしてやるよ」
「ズームならこっちだ。顕微鏡ッ!血を見て興奮してる外道の精…」」
「アホが!俺はとっくにノートPCを取り出しているぜ!当然ッ!リアルタイムでネットにも流してる」
「俺のことを忘れてもらっては困るな。これを構えただけでバカが吸い寄せられてくる。撮った画像は電波で全国のお茶の間へ!」
そこで一人の男が歩み出て、すうっと腕を上げた。
「…君たちは、みんな、観察されてることに気が付いてない」
「まさか…!衛星カメラでGoogle Mapsに!?」
http://anond.hatelabo.jp/20080612010344 おもしろす。