劇場版パトレイバー2の物語って要約すると「自分が参加させられた戦争から目をそむけて平和を貪る日本人に、テロによって戦争状況を見せつけることで復讐を試みるテロリストの話」だと思うんだけど、これって加藤のやりたかったこととそれなりに符合するんじゃないだろうか。
「モテ」だとか「適職探し」だとか「社会適応」だとか、そういった諸々の試行錯誤は現代人にとってはある種の闘争だといえる。
でも、そんな戦いに強制参加させられて足掻いている自分なんかには関係なくメディアはアキバとかの楽しげに演出された光景を伝えていて、自分以外の1億3千万人は全員悩みなんかなく面白おかしく生きているんじゃないかと思えてくる。
そんな状態に陥った人間にとって、自分の闘争に世間の耳目を集める、もしくは自分と同じ舞台で他人との闘争(この場合は命の奪い合いか?)を開始するための手段として無差別殺人はそれなりに魅力的に映るんじゃないだろうか。
犯行の舞台としてアキバが選ばれたのも、自分に近いオタクでありながら自分が今置かれている戦場からは離れたところで平和を貪っている人々が集まっている街だと彼が思ったからなのかもしれない。
http://anond.hatelabo.jp/20080611011118 パト1なんじゃないかと思う 本人もう舞台から退場しちゃってるし
秋葉原の事件は加藤にとってのパト2だったのではないか http://anond.hatelabo.jp/20080611011118 何を見ているんだ。 柘植行人の目的は偽りの平和によりかかって安穏と暮らしている人々の「目を...
>http://anond.hatelabo.jp/20080611011118 正義のガチオタと不正義のヌルオタの差は、そう明瞭なものじゃない。アキバ系という言葉がヌルオタたちの正義になってから、俺たちは俺たちの秋葉原...