2007-12-05

去年のクリスマスも近い頃の出来事。

まだ小さな娘とデパートでお買い物をし、帰りは遅めのランチを考えていた。

だが、セントラルタワーズレストラン街は思った以上の盛況ぶり。

いつものイタリア料理店に行って並んでいると、店員さんが親切に声をかけてくれた。

「もし、よろしければ、バルコニーの席もございますよ」

そこにはガーデン用の薪ストーブがあり、窓の中からは、とても静かな別世界に見えた。

ありがとうございます。お願いします」

だが、ドアを開けると、冷たい空気が一気に押し寄せてきた。

別世界だ。

ママ寒いよ」「そうね、中のお席に変えてもらいましょうか」「申し訳ありません。本日は大変混み合っておりまして、中のお席はご用意することができません」「・・・・」

「大丈夫、心配しないで、温かいスープが来れば身体も温まるわよ」「そうだね、ママ

ところが、このバルコニーでは温かいスープも瞬く間に冷めてしまいました。

「一気に食べるのよ。早く食べて脱出よ」「寒くって、フォークが持てないよ」料理を放棄する勇気もなく、なんだか落ち着かないお食事になってしまいました。

娘の身体はすっかり冷えきってしまいました。

無事、レストランを脱出後の娘の感想は、「ランチって、大変だね。寒いんだね。もう、絶対にデパートではご飯食べない」と笑って言っておりました。

ホント、バルコニーは寒いかもね!

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