2007-08-08

勝手に続き

http://anond.hatelabo.jp/20070807190226

気がついたら、また30歳の誕生日魔法は使えないみたいだが、なぜかテーブルの上には料理が沢山のっている。そして知らない女の人が新しい料理の皿をもってやってきた。じっと見ていたら怒られた。「なに妹の顔をじろじろ見ているんだ。」って。せっかく誕生日を祝ってやろうと思ったのにとか何とか。妹なんていないはずだし、よくわからないけど礼をいったら赤くなった。「ついでなんだからついで。」「ついでって何の?」そう聞いたらもっと赤くなって怒り出した。「バカ。あたしの誕生日に決まってるじゃないか。」「もしかして双子?」「何いってんだ、生まれたときからずっと一緒なのにもしかしてとかふざけてんの!」そういって台所に行ってしまった。

彼じゃなくて彼女だったんだ。ぼんやりとそう思った。生まれてからじゃなくて、生まれる前から一緒だったんだ。おかげですっかり幸せになった気がする。「ごめんごめん。何か手伝うよ。」台所にむかってそう声をかけると「いいから座ってて。」とまだちょっと怒った声で言った。でも台所からちょっとだした顔は笑ってた。その笑顔が余りにも眩しかったので、僕は立ち上がりかけたところで動くのを止めた。彼女幸せになれますように、そう祈らずにはいられなかった。

記事への反応 -
  • 30歳の誕生日。本当に魔法が使えるようになっていた。これ幸いと入社時に戻り、その頃好きだった、そしてその数年後に、寿退社した女の子に告白した。結果は玉砕。彼女はやっぱり高...

    • http://anond.hatelabo.jp/20070807190226 気がついたら、また30歳の誕生日。魔法は使えないみたいだが、なぜかテーブルの上には料理が沢山のっている。そして知らない女の人が新しい料理の皿を...

    • 面白かったんだけど、野暮なことをいうと精子と卵子が揃って初めて、「あなた」だからなあ……

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