2007-02-05

「0.999... ≠ 1」でも困らない人は、その理解でいい

必要であれば、調べればいい。

 

ただし、調べる際には「無限に続く」ことの意味を理解しなければならない。

無限に続く」ことの意味は直感では理解できない。

 

料理を「見る」だけでは味を知ることができない。

同様に、頭の中に「無限を理解する感覚」を持っていないと、「無限に続く」意味は理解できない。

この感覚は多少先天的なところがあるかもしれないが、経験と訓練がモノを言うと思われる。

 

ブラックコーヒーの旨さがわからない」

 →ブラックコーヒーの旨さがわかるよう訓練する

 

ピカソの絵の良さがわからない」

 →ピカソの絵の良さががわかるよう勉強感性を磨く

 

漫画全般の面白さがわからない」

 →漫画の読み方を訓練する

 

「超弦理論では、この宇宙は“10次元のひも”で構成されているとか意味がわからない」

 →超弦理論がわかるように勉強する

  →相対性理論量子力学素粒子物理学などがわかるように勉強する

 

「『0.999... = 1』がわからない」

 →『0.999... = 1』を勉強する

  →「無限に続く」意味がわかるように勉強する

 

私などは「ピカソの絵の良さがわからない」。

けれど、その良さを理解する必要は今のところないので、なぜあれらの絵がすばらしいのか理解していない。

ただ、漠然と「ピカソの絵はすごいんだろうなぁ」と思っていたり、専門家がすごいと言っているので「ピカソの絵なんてただの落書き」という直感は抑え込んでいる。

 

(余談)

こういった例え話は、理解の促進に使えると同時に、話を逸らす場合にも用いやすいため「適切な例え話かどうか」を判断する能力が必要。

 

ここまでの私の例え話は適切ではないのかも知れない。

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