はてなキーワード: ボカチカとは
一度のミスでもボカチカに叩きのめされる社会、というのを毎日新聞の一件をみていて思う。今回の行動者だけに限らず、ブログやmixiの炎上とかにしても、一度のミスをとことん叩きのめして社会を正した気分に浸っている人は多い。俺はこんな社会いやだよ。だって失敗できないもの。
小学生のときのサッカーのコーチは、とても怖くて、ちょっとしたミスをしただけで怒鳴る人だったから、ちょっとした失敗に恐縮しちゃって、下手なリスクテイキングなどは避けるプレーばっかしてたから、いっつもサッカーが嫌だった。中学生になって、とりあえず一旦は泳がしといてくれる顧問の先生に教わるようになって、サッカーが大好きになった。こんなにサッカーって楽しかったんだ。失敗しても、どこがどういう風にいけなかったのか「教えて」くれる。決してしかりつけるわけではない。そして良いプレーをすれば誉めてくれる。小学生のときのコーチは、どんな気持ちで俺を怒っていたのだろうか。
そして、ネットで常に「悪」がいないか目を凝らしている人は、どんな気持ちで「断罪」しているのだろうか。失敗は許されない、窮屈な社会で、彼らもまた同じように断罪されることが、怖くは無いのだろうか。