はてなキーワード: 益子とは
この歳になるといろいろな結婚式や結婚披露宴に招かれるけれど、とある披露宴を超える披露宴には出会っていない。
・写真は新聞社に勤める新郎の同僚が担当。(これがさすが報道写真を撮り慣れているだけあって、印象的な撮りかたなんだ)
・ビデオ撮影は金銭的な理由か、なし。
・お色直しもなし。
・新郎がかつて参加していたバンド(メジャー)による生演奏あり、新郎の親族(某交響楽団某楽器第二奏者)によるソロ演奏あり、果ては新郎新婦による協奏あり。
思わず失笑してしまうような臭い大演出もなかったのに、10年以上経っても内容を覚えている、それだけでもすごい披露宴だったなあと思う。
新郎側に普通ではなかなか得がたい人脈があったおかげなのは否めないが、「これ、いくらかけたんだろうねえ」と思うような披露宴に出会うたび、つい、この披露宴と比較してしまう。
金をかけても、中身が伴わなければ、意味がないんだよねえ。次の日には、新郎がどんな生業の人だったかとかなんて、ぽかんと忘れてしまう。
これから結婚する人々よ。特に私が出席しないといけなさそうな同僚たちよ。ぜひ、ウェディング業者に惑わされず、ご自分のやりたいことを心置きなく表現なさり、かつ招待客にも楽しい、思い出深い披露宴にしてください。いやほんとお願いします。今まで、そしてこれからも招待される側でありつづけるだろう人間として、お願いいたしますです。