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2008-09-09

[]

「百万払うだけでずっと面倒見てくださるのですよね?」

「ご持参になっておられますか」

「ええここに」

「それでは早速」

思っていたより10年ぐらい早かった。贅沢を言えば車の下でなくて畳の上が良かった。

[]

前世記憶に覚醒した。

「今度はまっとうな人生を歩むんだぞ」

地獄模範囚だった私は温かく送り出されていた。

あわせる顔が。

[]

「この厳しい職場環境改善されますように」

私の過労死が引き金になった。

[]

「神よ、同僚達につかの間の休息をあたえたまえ」

社長信用取引でトンだ。

[]

「友人知人が皆幸せになりますように」

私が死んだ。

[]

「愚か者が全て消えて無くなればよいのに」

私が死んだ。

2008-03-12

[]突き放したら、誰も残らなかった

人にプログラミングを教える場合どうするか。

普通はめんどくさいので、教科書なり、参考URLなりを教えて、

「あとは自分でがんばってね。」で終わる。

その結果、独自のコーディングスタイルや設計方法が確立されるが、

歴史や背景を無視するようなスタイルは、過去に逆行するばかりで、全然進展がない。

進展しないことは、本人にとっても多大なストレスとなる。

そして、多くのプログラマは適性が無いのだと勘違いし、

プログラマであることを辞めて行った。

谷から這い上がってきたプログラマとだけ、一緒に仕事をするなんていう希望的観測ではもはやだめなのだ。

なぜなら、俺の目の前にはもう

プログラマは一人もいないのだから。

そして、俺もプログラマを辞めるのだから。

2006-11-17

[]全てがMになる

「全てがMになるの」

 ポツリと、雨だれの様に彼女言葉を落とした。

 そして、全てがMになった。

「MMMMMMMMMMMMMMMMMMMMM」

 MMMMMMMMMMMMMMMM。

「MMM」

 MM、MMMMMM。

 MMMM、MMMMMMMMMMMMM?

「MMMM。MMM、MMMMMMMMMMMMMMMMMM?」

 MMMMM。MMMM、MMMMMMM。

 MM、MMMMMMM――

「MMMMMM」

 MMMMMMMMMMM

 MMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMM

MMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMM

MMMMMMMMMMMMMMMMMM

 MMMMMMMM

 MMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMM

 MMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMM

MMMMMMM

MMMMMMMMMMMMM

MMMMMM

MMMM

 MMMMMMMMMMMM

                                              MMM

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