大切な暦が一部欠けて
遺された月達は盛大に葬うだろう
喪服の楽団が奏でる旋律で
霜月は高く穏やかに運ばれていく
菊が葉もろとも涸れ落ちて
血塗られた緋の目の地に臥す傍で
それでも貴方の優位は揺るがない
残る手足が半分になろうとも
幕間劇に興じよう
新たに仲間を探すのもいいだろう
向かうなら東がいい
きっと待ち人に会えるから
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