2021-04-26

ゴミジョブ」こと「ギミジョブ」は流行る。なぜなら...

大企業のIT部門 (下請け丸投げ部門) には、「会社が開発経験を積む機会を用意してくれないからスキルアップできない」と考える層が老若問わず、大量にいるから。

私もそのような大きな会社にいたんですが、半期の面談とか、「若手を集めて率直な意見を聞こう」みたいな場で、こういう声がひとりふたりじゃなく出てくるんですね。開発の機会 (まずプログラムを書いてみよう、レベル) なんて、ホワイト企業で定時退社してから、ゆっくり本の写経とか、GitHubに練習用のプログラムを置いてみるとか、いくらでもあるのに、「会社が用意する仕事がExcelドキュメント管理ばかりで現場経験が積めない」とか言うんです。

プログラムを書くことだけが現場じゃない、という声もあるでしょうが、それも、オープンソースプロジェクト (英語が苦手なら日本のでもいい) に関わってみたり、日々のタスクをあえてGitHub Issueで管理して練習してみたり、スタートはどうとでもできるんですよ。そして、ある程度自信が持てたら、自分の名前でコミットしたり、コードをリリースしたりすれば、ホワイト大企業に在籍して、のんびり過ごしながら、「エンジニア体験」なんてできるんです。

でも、やらない。少し前に大企業どうしで「社会人インターン」が流行ったように、大企業どっぷりの幸せな人たちは、会社がお膳立てしないと、自分から行動することはありません。人間としてはいい人が多いですよ。でも、自分から動くことはない。そして、大企業も、実務は下請けやグループ会社にやらせるので、社員の満足度向上、「スキルアップに取り組んでますよ」、というアピールのために、そういう「遊びじゃないと言い訳できる」ようなレジャーを求めています。

ですから、ギミジョブは、おそらくそのような、大企業に法人営業をかけて、「コロナ禍でなかなか仕事を用意できない若手社員様のために、開発現場で実務経験を積む機会を提供してはいかがでしょうか」とか持ち掛けるんだと思うんですね。で、1社何人で契約して、中抜きして、開発会社に「〇〇社のお客様が来るので、丁重に、開発体験っぽいことをさせてあげてくださいね」と送り込む。これ、お金に困っていない大企業では、コロナ禍における社員満足度のキープに有用だと思いますし、開発会社も、案件が少ない中で、プログラミング体験みたいなことをさせてお金が入る、もちろんギミジョブ運営会社も中抜きできる、ということで、メリットが多いスキームではないかな、と思います。

なので、個人向けのビジネスは考えていなくて、法人向けの「職場体験ビジネス」としてまぁまぁヒットするんじゃないでしょうかね。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん