「あなたが落としたのは金の奴隷ですか?それても銀の奴隷ですか?」
「いえ、何も落としていません」
「あなたは正直者ですね。では、この金の奴隷と銀の奴隷と何も落としていませんの奴隷をあげましょう。」
こうして私は金の奴隷と銀の奴隷を引き連れて旅をすることになった。
何も落としていませんの奴隷?それはよくわからない。
ただ、時折何もない空間に妙な気配を感じることがあり、空耳のように「何も落としていません」というつぶやきが聞こえることがあるのだ。
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